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アプリ開発にかかる費用はどのくらい?費用削減のコツもまとめてご紹介

2023/03/20

昨今、現代人の多くが使っているパソコン・タブレット・スマートフォンでは、数々のアプリを使いこなしています。

個人向けのサービス提供やビジネスを円滑に進める上でも、アプリは重要なツールとなり、業種を問わず、多くの企業や事業者が、自社のサービスや業務に特化したアプリの開発に着手しています。

 

アプリ開発初心者にとって、どのくらいの費用がかかるのかは、まったく想像がつかないという場合がほとんどでしょう。

今回は、アプリ開発にかかる費用と費用削減のコツに詳しく説明します。

 

【関連記事】アプリ開発を外部の会社に委託するメリットは?開発の大まかな流れから紹介

 

 目次 

● アプリ開発費用の相場はどのくらい?

  1. アプリのジャンルと費用の相場

  2. アプリには3つの種類が存在する

● アプリ開発費用の内訳

  1. 開発期間・開発工数

  2. 人件費

  3. デザイン費

  4. 保守・運用費

  5. OSのアップデート対応

● アプリ開発費用を削減するコツ

  1. 目的を明確にして無駄な機能を省く

  2. Webアプリを検討する

  3. レベニューシェアを利用する

  4. オフショア開発会社に依頼する

まとめ

 

|アプリ開発費用の相場はどのくらい? 

1. アプリのジャンルと費用相場

アプリを開発する上で、まずは「アプリのジャンル」を把握しておきましょう。

下の表は、日本のソフトウェア会社で開発する場合の代表的なタイプの費用相場を比較したものです。

(あくまで目安として参考にしてください)

application_development_cost

 

ジャンル別でも費用は異なりますが、同じジャンルでも搭載する機能や構成要素などにより、

開発規模が大きく異なってくるため、費用の総額にはかなりの幅があります。

 

特に、業務・管理系アプリは、シンプルな機能であれば100万円程で開発はできますが、法人の大規模で複雑な機能を搭載すると10倍の1,000万円〜と高くなります。

 

2. アプリには3つの種類が存在する

アプリは、「ネイティブアプリ」「Webアプリ」「ハイブリッドアプリ」の3種類に分類されます。

下の表は、それぞれの特徴や費用を比較したものです。

application_development_type

 

このように、アプリの種類によってもかかるコストは異なります。

アプリ開発をする際は、アプリ開発の目的を明確化し、そのアプリに合った種類を選定することも必要です。

 

|アプリ開発費用の内訳 

アプリ開発にかかる費用は、開発の委託先や依頼内容、開発期間などによって大きく左右されます。

アプリ開発費用は状況によってどのように決まっていくのか、詳しく説明します。

 

1. 開発期間・開発工数

アプリに実装する機能が多いほど開発は複雑になっていき、そこに費やす人件費と開発期間が変わっていくという仕組みになっています。

 

標準なアプリ開発をイメージした開発工数(作業量)を見ていきましょう。

シンプルなアプリ開発を行う場合、ここから作業を削ったり、作業期間を短くしたり、ASPやモジュールを利用したりして開発期間を短縮し、費用を抑えることができます。

application_development_process

 

2. 人件費

アプリ開発では「人月」という作業量を表す単位を用いるのが一般的です。

「作業人数(人件費)× 期間」によって算出される金額が開発費用のベースとなります。

多くのエンジニアが、長期間にわたってアプリ開発に携わるほど費用が高くなります。

 

アプリ開発に携わる技術者は、PM(プロダクトマネージャー)とSE(システムエンジニア)、PG(プログラマー)です。

 

・PM:プロジェクト全体を管理する役割

・SE:仕様書や設計を作る役割

・PG:仕様書や設計に基づいてプログラミングをする役割

 

このような役割分担の違いが、それぞれの月額単価に反映されます。

また、PMとPGはスキルによる違いはあまりないですが、SEは技術力により相場が異なります。

以下の図は、日本人単価(日本企業で開発を行った場合)の相場となります。

engineer_price

 

後述で説明しますが、「オフショア開発」の場合は人件費が3分の1程度に抑えることが可能です。

 

3. デザイン費

システム開発会社に依頼する場合、デザインの制作は3つのパターンがあります。

 

・システム開発会社のデザイナーが制作する

・システム開発会社にデザイナーがいない場合、デザイン制作会社に依頼をする

・デザインのみ自社で行う(内製)

 

デザインのみ自社で行う場合、アプリに適したデザインにするためには、アプリの仕様に熟知している必要があります。デザインを内製、開発を外注にしてしまうと、機能とデザインがバラバラになってしまい、思い通りのアプリに仕上がらない可能性があるので注意しましょう。

 

特にアプリの場合、「どのような場所にボタンや画像を配置して、ユーザーの満足度を向上させるのか」のUI/UXが大変重要になってきます。

 

そのため、デザインの全体戦略から入ってデザインに落とし込む作業が発生します。

こちらも人件費と製作期間で費用が決まります。外注の場合、80万円〜100万円程が相場となります。

 

4. 保守・運用費

アプリ開発が終了し、アプリをリリースした後はメンテナンスをする必要があります。

 

開発段階では発見できなかったバグや不具合を修正し、ユーザーにとって使いやすい環境に整えたり、機能の向上に対応するなど、リリース後に必要となる作業はさまざまです。

 

そうした事態に陥らないためにも、欠かせない工程が「保守・運用」です。

 

アプリを維持するための平均コストの相場は、年間で開発コストの約15%程度といわれています。

 

5. OSのアップデート費用

最後に、OSのアップデートへの対応も運用コストとして発生します。

 

アプリストアに公開されているアプリは、対象バージョンに合わせて開発されています。

しかし、iOSやAndroidは、随時OSをバージョンアップし続けているため、数年経つとダウンロードができなくなる、起動エラーが発生してアプリが落ちてしまう、ブラックアウトする、画面のフリーズなどの不具合が起きます。

 

このような不具合に対応するためにも、OSのアップデートへの運用コストも見積もっておく必要があります。

 

保守・運用を開発元に依頼している場合で、都度10万円〜20万円程度が相場といわれています。

 

|アプリ開発費用を削減するコツ 

開発期間と関わる人数を増すほど、比例してアプリ開発の費用もかかります。

そのため、「コストは最小限で、高品質なクオリティのアプリを作ること」が理想です。

以下では、アプリ開発の費用を抑える方法を紹介します。

 

1. 目的を明確にして無駄な機能を省く

アプリ開発の依頼は、アプリを開発する目的を明確化することが非常に肝心です。

 

「なぜアプリが必要なのか?」「どのような効果を期待するのか」など、アプリを開発する目的がおぼろげなイメージのまま依頼すると、「こんなはずではなかった」「イメージと違う」など、発注側と開発会社側で齟齬が生まれ、最悪の場合途中で開発中止、という残念な結果を招くこともあります。

 

また、途中で機能追加ややり直しがあると、さらに時間がかかるため費用がかさみ、予算オーバーの恐れもでてきます。

 

開発費用を抑えるためには、要件や必要な機能を具体的にし、搭載する機能を最小限にすることが大切です。機能を増やし、細部にまでこだわるほど、開発期間は長くなり高コストになりがちです。

 

2. Webアプリを検討する

前述のとおり、アプリには、「ネイティブアプリ」「Webアプリ」、「ハイブリットアプリ」の3種類があります。

 

スマホユーザーにとってお馴染みなのが、App StoreやGoogle Playなどアプリストアを経由してインストールするネイティブアプリです。

動作速度が速い、ネット環境に左右されないなどメリットが大きいですが、リデバイスごとに開発環境や言語が異なり、必然的に工数が多くなります。

 

一方、ブラウザ上で使えるWebアプリは、通信環境によっては遅くなるというデメリットはありますが、必然的に工数が多くなる「ネイティブアプリ」に比べ、ワンソースでマルチデバイスに制作できる(1つのWebサイトで全てのデバイスに対応)ので、比較的低価格で開発することができます。

 

それほど高度な機能を要しないアプリの場合には、あえて「Webアプリ」を選択し、価格のローコスト化を図るというのも1つの方法です。

 

3. レベニューシェアを利用する

レベニューシェアとは、システム開発会社が開発費用を負担する代わりに、アプリのリリース後に得られた売上・利益をシステム開発会社と発注会社で分配する方法です。

開発費用を負担してもらう分、発注側はローコストで済みます。

 

さらに、アプリの利益が双方の利益にもなるため、お互いクオリティ維持のモチベーションを高く保てるのもポイントです。

 

ただし、レベニューシェアで契約するには、アプリの利益がシステム企業にとっても収益になるため「確実に利益になる」ことが前提です。「利益にならない」と判断された場合は、契約すること自体が困難となります。

 

4. オフショア開発会社に依頼する

アプリ開発で、1番コストがかかるのが「人件費」です。

 

オフショア開発とは、システムなどの開発業務を海外に委託する方法で、日本が依頼するオフショア先の代表国は人件費の安いベトナムやフィリピンとなります。

 

【関連記事】オフショア開発とは?意味やメリット、成功させるためのポイントを解説!

 

日本のIT人材は不足しているため人件費が高くつきがちです。

日本の場合、低予算でエンジニアを確保しようとすると、技術力が低いエンジニアがアサインされる可能性が高くなります。

しかし、オフショア開発の代表国は優秀なIT人材が豊富なため、日本人と同等レベルのスキル、またはそれ以上のIT人材を獲得することができます。

 

日本人エンジニアであれば、人月90万円〜が相場です。

一方、オフショア開発会社に依頼する場合、人月30万円〜から検討可能です。

 

アプリの開発実績が多い、且つアプリ開発が得意分野であるオフショア開発会社を選ぶことで、「コストは最小限で、高品質なクオリティのアプリを作ること」が期待できます。

 

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|まとめ 

・アプリ開発の目的を明確にし、最適な開発方法を選びコストを抑える

ここまで、アプリ開発にかかる費用とその内訳、費用削減のコツについてご紹介しました。

一口にアプリといっても、アプリのジャンルや種類によって費用も大幅に変わります。

 

アプリを開発した後も維持費がかかるため、アプリ開発を行う際は開発費用をなるべく抑えたいですよね。しかし、品質も良いものを求めることは誰もが望むことです。

そのために、費用削減のコツで挙げたポイントを参考に、自社のアプリ開発に最適な方法を選ぶことが低コストで品質の高いアプリ開発ができる一歩になります。

 

近年、アプリ開発でもオフショア開発が人気です。その理由は「低コストで優秀なIT人材を確保ができる」からです。

 

VNEXTでは、幅広い業界のアプリ開発・運用経験と豊富な実績があります。

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