VNEXTの会社紹介資料
2024/02/22
今の日本企業が抱える課題のひとつ「IT人材不足」から、IT人材の雇用にかかるコストが大きくなっています。
特に、優秀な日本人エンジニアの需要は高まり、人件費は高騰し採用が難しい状況です。
このような背景から、日本と同じ水準もしくはそれ以上のスキルを持った技術者を低コストで雇用できるとして、「オフショア開発」の需要が年々高まっています。
「オフショア開発」とは、システムやアプリの開発業務を海外の開発会社や海外子会社に委託すること。オフショア開発の委託先は多岐にわたり、日本企業から人気のある国のひとつが「ベトナム」です。
今回は、オフショア開発の委託先としてなぜベトナムがおすすめなのか、人気の理由と選定ポイントを詳しく解説します。
目次
|オフショア開発先でベトナムがトップ。人気の理由とは
オフショア開発専門の発注先選定支援サービス「オフショア開発.com」が発表した「オフショア開発白書2023年版」によると、発注先としてベトナムがトップの人気で、日本企業の半数近くがベトナムを選んでいます。ここでは、その理由について詳しく紹介します。
|優秀な若いIT人材が豊富
ベトナムは国を挙げてIT人材の輩出に力を入れており、優秀なIT人材が年々増加しています。
ベトナムのIT人材プラットフォーム「TOPDev」が発行した「Vietnam IT Market Report 2023」によると、コンピュータ・サイエンスおよびIT関連部門で働く技術/デジタル労働力は53万人と推計されています。そのうち56%が20代、25.4%が30代と若いエンジニアが豊富です。
またベトナム政府は大学におけるIT人材育成に注力し、IT関連を専攻する学生は毎年5万〜5.7万に及ぶと試算されており、優秀なIT人材は今後さらに増加していくと考えられます。卒業後は、日本企業を就職先として選ぶ学生も少なくありません。
若いエンジニアが多いとはいえ、資格のレベルはミドルクラス以上が約60%と技術に関する高いレベルの資格保有者が多数を占めます。
多くの案件を受け入れてきた結果、基幹システムやパッケージ開発(SAP / Salesforceなど)、AIやブロックチェーンなどの先端技術を用いた高度な案件に対応可能な企業も増えています。
このような現状から、ベトナムの技術力はIT大国であるインドにも劣らず、安心して開発業務を任せることができます。
|コスト面で優位性がある
ベトナムの人件費は日本と比較して1/3程度となっており、コスト面で優位性があるといえます。
「Vietnam IT Market Report 2023」によると、IT関連人材の平均給与は1,000〜1,200USDが高い割合を占めています。1ドル=140円の場合、14万円〜16.8万円ほどです。
一方、日本全国を対象とした求人情報検索エンジン「求人ボックス」によると、日本のITエンジニアの平均月収は40万円だと示されています。
ベトナムのSAP人材などは日本のエンジニアと同様、またはそれ以上のスキルを持っている場合があるため、コストを抑えつつ高品質なSAP開発が実現するでしょう。
|国民性とコミュニケーションのとりやすさ
ベトナムは親日国として知られており、英語や日本語を修得している人も多く、コミュニケーションをスムーズにとることができます。
独立行政法人日本学生支援機構によると、2022年の外国人留学生在籍状況は、ベトナムは約3.7万人で中国に次いで2位となっています。
また、経済産業省が発表している「我が国におけるIT人材の動向」によると、日本のIT人材の週あたりの平均勉強時間は1.9時間であるのに対し、ベトナムの平均勉強時間は3.5時間と日本と比較すると約2倍です。
ベトナム人は勤勉で真面目な人が多く、日本人とともに働くうえで相性がいいといわれています。
オフショア開発では、日本企業とベトナム企業の橋渡しとして「ブリッジSE」と呼ばれるポジションで活躍するベトナム人材も見られます。日本の文化について前向きに理解しようとする人も多く、円滑なコミュニケーションがとりやすいため、開発を進めやすい国だといえるでしょう。
|時差が2時間でビジネスアワーが日本とマッチする
ベトナムと日本の時差は2時間で、日本の方が2時間進んでいます。それほど時差が大きくないためビジネスアワーがマッチしやすく、現地との連絡もとりやすいといえるでしょう。
ベトナム企業のビジネスアワーは一般的に8:00〜17:00(または8:30〜17:30)です。一方、日本では10:00〜19:00が就業時間という企業が多いため、ベトナムとの時差を考えるとビジネスアワーが合います。
業務が進めやすい点も、ベトナムをおすすめする理由のひとつです。
|政治・インフラが安定している
ベトナムでは1955年〜1975年にかけてベトナム戦争が勃発しましたが、75年の南北ベトナム統一以降、政治は安定した状況にあります。
最近では、同じく東南アジアに位置するミャンマーも、人件費を抑えられる観点からオフショア開発先として注目されています。しかし軍事政権下で、情勢が安定しているとは言い難い状況です。
一方、ベトナムは政治情勢の変化によるリスクが低いといえます。インフラ環境も整っているため、安心してオフショア開発を委託できる国だといえるでしょう。
|オフショア開発会社を選ぶ5つのステップ
IT人材の確保・雇用にかかるコスト削減が期待できるオフショア開発の委託先として選べる会社は、多岐にわたります。
ここでは、オフショア開発を手がける会社の選び方を、5つのステップでご紹介します。オフショア開発を成功させる肝といえる部分なので、しっかりと把握して、委託先の絞り込みをしていきましょう。
|STEP1:技術力の水準が高い国を選ぶ
まず、委託先の国に求められるのは「技術力」です。自社が必要とするソフトウェア、Webシステム、アプリなどの開発業務をこなせる程度のスキルは必須です。
そのため委託先の国は、自社の希望と照らし合わせて、高い技術力を有するIT人材が多い国を選ぶのがポイントです。
技術力に加えてチェックしたいのが「得意とする分野」です。
ソフトウェア開発、Webシステム開発、アプリ開発のいずれを得意とするIT人材が多いのか、国によって異なります。ソフトウェア、Webシステム、アプリの開発以外に得意分野を持っている国もあります。
この得意とする分野もチェックし、高い技術力を有すると見込まれる国を選ぶことで、希望に沿った仕事をこなしてもらいやすくなります。
以下の表はオフショア開発の委託先候補の一覧表です。技術力とコストメリットを兼ね備えた国は、ベトナム以外に見られない状況だといえるでしょう。
以下の表は2023年版の国別人月単価の目安で、「オフショア開発白書2023年版」を参考に委託先のITエンジニアの人月単価相場を当社が作成しました。
4カ国を比較すると、ベトナムの人件費が最も安いことがわかります。※()内の数値は昨年対比
|STEP2:オフショア開発企業を選ぶ
現地法人によるオフショア開発企業、または、日本法人によるオフショア開発企業のどちらかを選択することが多いです。それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
|STEP3:対応できる開発サービス・技術を確認
システム・アプリケーション開発、AIやブロックチェーンといった先端技術に対応しているか、開発だけでなく上流工程も対応可能か、リリース後の運用・保守までサポートしてくれるかなど、対応範囲を確認しましょう。
|STEP4:希望する開発体制・開発型に対応しているかを確認
開発体制・開発型に関して、自社が抱える課題に柔軟に対応してもらえるかを確認しましょう。開発型は「ラボ型」と「請負型」に大別できます。それぞれの契約形式や特徴を見てみましょう。
|STEP5:開発者チームの言語・品質管理・実績を確認
開発者チームの使用言語、品質管理、実績について確認しましょう。具体的には以下のポイントをチェックすると良いでしょう。
- 日本語でコミュニケーションは可能か、英語にも対応しているか
- 日本と同等、または、それ以上のクオリティが保証されているか
- 十分な開発実績はあるか
|ベトナムオフショア開発で失敗しないために
ベトナムをオフショア開発の委託先として選ぶ場合、失敗しないためのポイントや対策を紹介します。
|徹底的なコスト管理を行う
オフショア開発の失敗事例で一番多いケースは、費用がかかりすぎてしまうことです。
結果として「内製した方が安かった」といった事態も起こりうるため、コスト計算を徹底的・継続的に行うことが大切です。
|管理ツールを開発先に共有する
開発過程で使用する管理ツールは、開発先にも共有できる環境を整えましょう。
たとえば、プロジェクト・ドキュメント管理ツールをオフショア開発先に共有することで、必要な情報を随時確認できるようになり、開発作業がスムーズになります。
|ブリッジSEやコミュニケーターを入れる
ベトナムは親日家や、日本に来る留学生が多いといっても、業務上のコミュニケーションに関する課題がすべて解消されるとは限りません。
そこで、ブリッジSEやコミュニケーターをメンバーに迎えると意思疎通がよりスムーズになり、品質管理や納期管理を行いやすくなります。
オフショア開発の失敗要因や対策の詳細については、以下の記事でも詳しく解説しています。
《関連記事》
オフショア開発で失敗する要因と7つの対策を詳しく解説!
|ベトナムオフショア開発ならVNEXTにお任せください!
VNEXTでは、システム・アプリ開発などのお悩みをお持ちの企業様に対して、日本人とベトナム人がチームとなって開発業務に携わるオフショア開発のサービスを提供しています。
ベトナム人エンジニアが開発したシステムは、独立部署である品質管理部で日本人エンジニアがチェックするので、日本の開発企業と変わらないクオリティが強みのひとつです。
また、15年以上オフショア開発を提供してきた結果、2024年現在では、350社以上の日系企業様に700件を超える開発支援をしております。
中には15年連続で協力パートナー関係を築いている企業もあり、スタートアップ企業から大手企業まで多岐にわたります。
▼ VNEXTの強み
・ブリッジSEの存在
すべてのプロジェクトにおいて日本語でコミュニケーションが可能です。高い日本語能力を持つブリッジSEをアサインし、すべての開発工程で依頼主企業が安心できるサポート体制が充実。ニーズに応じて英語も対応可能です。
・「ラボ型」「請負型」に柔軟に対応
依頼主企業の悩みをヒアリングするところから始め、課題を明確化。「ラボ型」「請負型」の選択肢の中から最適な開発体制と開発型を提案します。
・開発コストを最大で2/3削減できる
採用にかかるコストは「0」で、優秀な開発チームが案件成功を支援します。人月単価30万円前後でスキルレベルの高いエンジニアのチームを構築可能です。
▼ システム・アプリ開発実績(一例)
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ベトナムオフショア開発で失敗しないために、ぜひVNEXTへご相談ください。
オフショア開発に関するご質問・ご相談など、お気軽にお問い合わせをお待ちしております。
|まとめ
IT人材不足とコスト面の問題を解消する鍵となる「オフショア開発」。
近年注目が集まっているベトナムオフショアは、システム・アプリ開発に関する課題を抱える企業様にとって、大きな助けとなるでしょう。
ベトナムオフショアは、実績と経験豊富なVNEXTにお任せください!
オフショア開発に関するご質問・ご相談など、お気軽にお問い合わせください。
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