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ラボのメンバーだけではないバックアップ体制が高品質を支える

2024/01/15

WorkspaceをはじめとしたGoogle Cloud によるDX推進のコンサルティング、およびアプリ開発などを行っている吉積情報株式会社様(ホームページ:https://www.yoshidumi.co.jp/)。Google App Engine (GAE)のバージョンアップに伴うシステム改修にあたり、VNEXTにご依頼をいただきました。そこで、VNEXTのラボ型オフショア開発について、アプリケーション開発部長の伊藤様にお話を伺いました。

 

吉積情報株式会社:伊藤様

 

|パートナー選びには、技術力や経験に加えてビジョンや受注方針にも着目 

—— VNEXTに開発を依頼した背景を教えてください

伊藤さん:弊社では長年Google Cloud 、Google Workspaceのパートナーとして、Google App Engine (GAE)を使ったクライアントの業務改革やビジネスのDX化のお手伝いをしてきました。今回、GAEが1st Generationから2nd Generationにアップデートすることになり、その対応に着手しなければならなくなったのです。しかし、通常のシステム開発に加えての修正対応、さらに、バージョンアップまでの猶予期間がそれほどない中で、自社だけで対応するのは厳しいことから、まずは外部委託をお願いする方向で検討が始まりました。

 

VNEXTさんとは、以前にAI 関連のセミナーで共催した実績があり元々ご縁のある会社であったこと、最先端技術に関する知見があること、技術で世の中を良くしていきたいというビジョンに共通するものがあること、そしてそのビジョンに向かって進んでいく姿勢にシナジーを感じていたこと、また、セミナー共催にあたり秘密保持契約をすでに交わしていたことなどから、まずはVNEXTさんにお声がけしました。そのうえで、現場のエンジニアにどんどんチャレンジをさせたいという受注方針や営業のスピード感も好ましく、お願いすることになりました。

 

—— 今回が初めてのオフショア開発とのことですが、オフショア開発に対する不安はありましたか?

伊藤さん: あえてオフショア開発を狙ったわけではありませんが、日本語を介したコミュニケーションができる点は確認できていたので、社内での不安の声はありませんでした。

通常、リソースをお借りしようと思ったとき、国内外を含めて候補は山のようにあります。その中でビジョンや受注方針に共感ができ、これまでにも実績が多数ある。加えて、価格的にも魅力がある点からも、海外だから候補から外れるということはありませんでした。

 

|能動的な対応で、想定以上のスピードと品質が実現 

—— VNEXTの開発品質はどうでしたか?

伊藤さん:実は、GAEのバージョン対応を依頼するには私たちの事前の準備が間に合わず、「この設定を変えると、いろいろなエラーが出てくるハズなので、それに対応していってほしい」といった曖昧なものになってしまうのがわかっていたのです。そのため、弊社の自社サービスであるCmosy(クモシィ)に関する対応を依頼しようかと迷いましたが、まずは当初の予定通りGAEのバージョン対応をお願いしました。VNEXTさんには本当にお手数をおかけしてしまいましたが、できる限りの説明文書を作っただけの状態で依頼をし、問い合わせや相談が来た時に対応をしていこうと考えていたところ、予想を上回る早さで仕上がってきたのです。動作検証の方法を能動的に編み出していただいて、エラーも全部解消していただいた状態での納品。弊社が独自に開発した弊社固有の都合などもきちんと説明できていない状態であったにもかかわらず、技術的な観点から導き出してクリアにしてくださったのでとても助かりました。

 

—— 想定以上の成果をお届けできましたでしょうか?

伊藤さん:そうですね、すごく良い体験をさせていただけました。そこからは全幅の信頼を寄せています。依頼した仕事は迅速に対応していただけるので、私たちの依頼が間に合わないほど(笑)。かなり早い段階で予定していた80%ほどが終わってしまいました。残りの20%は我々の依頼が間に合わなかったことが理由でした。

結果としては、1st Generationから2nd Generationへの対応だけではなく、これから先の開発効率を上げていただくような対応もしていただけ、非常に助かりました。

そこで、今後は別の案件でもお願いをしていく予定です。

 

—— オフショア開発を成功させるポイントは何だと思われますか?

伊藤さん:やはりコミュニケーションでしょうか。弊社はSlack(スラック)を利用しているのですが、週1で定例会を行い、報告はフォーマットを用意していただいてそれに沿って進めています。報連相もしっかりいただけており、定例会以外でのメールでのやりとりもクイックなレスポンスをいただけるので、困ることがなかったです。

オンラインではありますが、カメラもオンにして顔を見ながらやりとりができるので、そこも大きい気がします。

 

また、打ち合わせの最中に私が少し早口になってしまうことがあり、その点に関してもしっかりご指摘いただいたので意識してゆっくり話すようにするなど、伝えるべきところは伝えてくださるので助かっています。

 

—— 今回、ブリッジSEは入らず、コミュニケーターが入っています

伊藤さん:日本語が堪能なベトナム人コミュニケーターを立てていただきました。文化の違いからくる言葉選びに関してもうまく対応いただけているのではと感じていますし、定例会では翻訳しながらのやりとりでしたが、不便さを感じることはなかったです。私のちょっとした話も翻訳してくれて、それに対して反応してくれますし、最近では先方のエンジニアからアイスブレイクをしてくれたり。すごくうれしいですね。

 

|英語ドキュメントの準備やラボへの手厚いバックアップ体制などが成功の鍵 

—— オフショア開発ということで、特別に準備されたことや、気をつけたことはありますか?

伊藤さん:ドキュメントは英語で用意しました。と言っても、難しいところは自動翻訳にかけただけのものですが。この伝え方で大丈夫かなと多少の不安はありましたが、画像や写真を添付したり、文章を英語の箇条書きにしてわかりやすくするといった工夫はしました。そこはうまくいったポイントかなと思っています。

また、プロジェクトを始める前に、これがないとダメですといったリクエストがなかったのは、やりやすかったですね。進めていくなかで「こういう情報があるともっと良いですね」とリクエストいただいたものをお渡ししたほか、少し時間ができたときにGoogle Cloudのこのドキュメントを見ておいてもらえると助かるといった情報はお渡ししました。そこに関しても、しっかりと目を通していただけて、スムーズに進められたと思います。

 

—— VNEXTのプロジェクトへの体制はいかがでしたか?

伊藤さん:実際にやりとりをするのはコミュニケーターと2名のエンジニアですが、その裏ではしっかりとしたバックアップ体制が組まれていると感じました。ミーティングで私が気にしていなかったことでも「ここを改善しましょうか」といった確認をいただくことがあり、直接の担当者だけではなく現地のエンジニアたちをフォローする人たちがいるからこそ、高い品質が保たれているのだと思っています。そこは、VNEXTさんの強みのひとつですよね。

 

—— 今後、吉積情報様がVNEXTに期待することはなんでしょうか?

伊藤さん:場合によっては増員もお願いして、継続していきたいと考えています。今後は、弊社のサービスであるCmosy関連をお願いしていくことになります。ここに関しては、我々が「ここをこうしてほしい」という細部への依頼内容が決まっているものなので、新たな試みにはなりますが、期待している点を明確にお伝えして進めていきたいです。

お願いしたいことは数多くありますので、引き続きお力をお貸しいただけると嬉しいです。

 

|オフショア開発を検討されている経営者様・企業担当者様へ 

 

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