VNEXTの会社紹介資料
2024/05/01
現代のデジタル時代において、アプリは私たちの生活に欠かせない存在となっています。
アプリは様々な目的に応じて開発され、スマートフォンやタブレットなどのデバイス上で動作します。
中には「自社でもアプリを作りたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、アプリ開発の基本的なステップから内製化と外注化のメリット・デメリットについて解説していきます。
目次
|アプリの基礎知識
まずは、「どのようなアプリがあるのか」、「どんなプログラミング言語を使うのか」といった基本的な知識を押さえておきましょう。
ここでは、アプリの種類と必要なプログラミング言語について紹介します。
|アプリの種類
アプリは主にネイティブアプリとWebアプリに分かれており、この2つの特徴を併せ持ったハイブリッドアプリも存在します。それぞれの特徴は、以下のとおりです。
|ネイティブアプリ
ネイティブアプリとは、デバイスにインストールして使用するアプリのことです。
ネイティブアプリは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスにインストールして使用します。デバイスに合わせて適切なプログラミング言語や機能を使用する必要があるため、Webアプリに比べると開発に時間やコストがかかります。
ただし、ネイティブアプリは、AndroidやiOSなど特定のOSやデバイスに合わせて専用に開発されているため、挙動の安定性や処理の速さが魅力です。
|Webアプリ
Webアプリは、パソコンやスマートフォンなどのブラウザ上で使用できるアプリのことです。
Webアプリはインストールする必要がなく、手軽に利用できるアプリです。機能的な面ではネイティブアプリよりも制限があり、デバイスに依存した機能が使用できないケースや、特定の機能を使用する際にユーザーの使用許可が必要なケースもあります。
サイト制作でも使われる「HTML」「CSS」「JavaScript」で開発でき、短期間で作れる点が強みです。
|ハイブリッドアプリ
ハイブリッドアプリは、ネイティブアプリとWebアプリの両方の長所を兼ね備えたアプリです。
Webアプリのように「HTML」「CSS」「JavaScript」を用いて開発もでき、ネイティブアプリのようにインストールしてデバイスに依存した機能も使用できます。
処理の速さや安定性ではネイティブアプリに劣りますが、ネイティブアプリとWebアプリの良さを持っていることが特徴です。
|アプリ開発に必要なプログラミング言語
先に紹介した「Webアプリ」と「ネイティブアプリ」に分けた上で、アプリ開発でよく使用されるプログラミング言語の種類は以下のとおりです。
それぞれの特徴を把握しておけば、開発したいアプリケーションに合わせた言語を選びやすくなります。
● Webアプリに使用される主な言語
言語 | 特徴 |
Java |
OSにかかわらず実行できる上、セキュリティ性が高い 動きのあるコンテンツの開発に適した言語 |
JavaScript |
Webページに動きをつける際に使用される言語 動画サイトやSNSサービスなど幅広く使用される |
Ruby |
コードの書きやすさと読みやすさに優れる ECサイトやブログサービス向きの言語 |
Python |
統計処理やデータ分析を得意とする言語 AI開発や業務アプリ開発に向いている |
Go言語 |
シンプルかつ高速な処理が可能なプログラミング言語 モバイル向けのアプリやクラウドアプリにも最適 |
● ネイティブアプリに使用される主な言語
言語 | 特徴 |
C言語 |
高い汎用性と処理速度を備えた歴史ある言語 基幹システムやゲームアプリなど幅広い開発に対応可能 |
C++ |
C言語の機能を拡張した言語 スマホアプリや業務管理システムなど多彩な開発に採用される |
C# |
Javaの設計を踏襲して開発された言語 Windows向けのアプリ開発に適している |
VisualBasic |
マイクロソフトが開発したプログラミング言語 Windowsアプリと連動させたシステム開発に最適 |
ASP |
マイクロソフトが開発したフレームワーク技術に一種 在庫管理、給与会計など業務アプリの開発が得意 |
また、iPhoneとAndroidの開発言語もここで押さえておきましょう。
|iPhoneで使うプログラミング言語
iPhoneで使うプログラミング言語は、以下の2つです。
・Swift
・Objective-C
・Swift
Swiftは、Apple社が開発したプログラミング言語です。
iOSアプリ開発の公式プログラミング言語として2014年に登場し、iPhoneだけでなくApple製品のアプリであれば全て開発ができます。
Swift最大の特徴は、コードがシンプルで読み書きがしやすいことです。そのシンプルさから「モダン(現代的)なプログラミング言語」と呼ばれています。
その他にも特徴が2つあり、高速な処理速度と高い安定性です。Swift は日本語で「速い」という意味があり、スムーズでパフォーマンスの高いアプリを開発できます。
また、安定性が高いため不具合やバグが起こりにくいです。自身が気をつけなくても、Swiftが不具合やバグの起きる可能性のあるコードを見つけ出してNGを表示してくれます。
そのため、Swiftは初心者が学びやすいプログラミング言語といえるでしょう。
・Objective-C
Objective-Cは、C言語をベースにSmalltalk型のオブジェクト指向機能を持たせた、処理速度や動的処理が速い、実績のあるプログラミング言語です。
開発環境はMacが基本のSwiftに比べて、Objective-CはWindowsでも開発可能です。
また、組んだプログラムをコンピュータが実行できる形式に変換するコンパイル作業時間は、Swiftより早いため、時間短縮につながります。
しかし、使用する関数が多かったり、1つの命令を処理するブロックごとに都度セミコロンが必要だったりと、言語を覚えたり記述するのに時間がかかります。そのため、Objective-Cよりシンプルで読み書きしやすいSwiftが使われることが多くなっています。
プログラミング初心者は、複雑なプログラミング言語を使用するより、シンプルで使いやすいSwiftを利用するのがおすすめです。
|Androidで使うプログラミング言語
Androidで使うプログラミング言語は、以下の2つです。
・Java
・Kotlin
・Java
Javaは人気の高いプログラミング言語で、「Google 3大言語」のひとつです。
どのような環境でも動作することや応用力、開発効率の高さから、Androidアプリ開発以外にもさまざまな場面で使用されています。
Javaは人気の高いプログラミング言語のため、日本語で書かれた書籍や参考記事が多数あります。また、英語でインターネットに公開されていることが多いプログラミング情報も、Javaの簡単なエラーなら日本語検索で解決できます。
ただし、Javaは初心者にとっては若干難しいプログラミング言語です。そのため、初めてのプログラミング学習だと苦労する可能性があります。
しかし、アプリや業務システムなどの開発に世界中で多く使われているため、Javaは習得すると一生モノのスキルになる、おすすめのプログラミング言語です。
・Kotlin
Kotlinは、2017年にAndroidアプリの開発言語として追加されたプログラミング言語です。KotlinはJavaと比較してコードが簡潔なため、「初心者にも扱いやすい」といわれています。
言語の構造はJavaと互換性はありませんが、実行可能なプログラムに変換したコードを使えば、JavaコードにKotlinを追加してアプリを改良することも可能です。また、Kotlinは参照するメモリ上のアドレスと参照元の値が呼び出せない状態でも、自動的にエラーを防いでくれる仕組みが備わっています。
そのため、Javaのようにif文やOptionalクラスを使ってプログラムが止まるのを防ぐ必要がなく、コードをシンプル化して作業効率を上げられます。
プログラミング言語に詳しくない初心者でもエラーを減らせるのが、Kotlinです。
|アプリを作る方法
アプリ開発は、「プログラミング」「ゲームエンジン」「アプリ開発ツール」のいずれかで行うのが現在の主流です。ここでは3つの開発方法を紹介します。アプリ開発をする際に、どの方法を選ぶべきか参考にしてみてください。
|プログラミング
アプリ開発で代表的なのが「プログラミング」です。
プログラミングとは、プログラミング言語を駆使して、自身で1からアプリを設計・実装する手法を指します。
アプリのプログラミング言語開発は、「Swift」「Java」「Kotlin」「JavaScript」などが使われています。学習コストは高いですが、アプリ開発の基本となる方法です。初心者にも優しいプログラミング言語もあるので、どういったアプリを作りたいかも含め、適したものを選ぶと良いでしょう。
たとえば、世界中で利用されている代表的なプログラミング言語の一つである Java は、汎用性・オブジェクト指向が特徴です。その豊富なライブラリやフレームワークにより、効率的な Android アプリ開発も行われています。
プログラミングを用いて、自身で1からアプリを開発するメリットは、柔軟なカスタマイズが可能であること、企業や個人のニーズに合わせたアプリを構築することです。
プログラミングスキルが必須という注意もあり、初心者は多くの開発期間がかかるでしょう。しかしながら、自身のアイデアを形にできるため、多くの開発者にとって魅力的な方法です。
|ゲームエンジン
ゲーム機能のアプリを作る場合、「ゲームエンジン」の利用が効率的です。
ゲームエンジンとは、ゲーム開発の多くで共通する処理・機能を組み込んだ基盤のことです。
「Unity」「Unreal Engine」は、スマートフォンのゲームアプリ開発でも、パソコンのゲームアプリ開発でも主流となっています。
ゲームエンジンを使用することで、開発者はグラフィックデザインなどのゲーム基盤の共通部分を1から構築する手間を省くことができます。そのため、オリジナル要素などに集中でき、開発時間の短縮と品質も向上するでしょう。
ゲームアプリを作る場合は、ゲームエンジンを使用すれば効率的にアプリ開発ができ、高品質な作品を効果的に生み出せます。
|アプリ開発ツール
初心者やプログラミングが得意ではない人がアプリを開発したい場合、「アプリ開発ツール」を利用する選択肢もあります。なんでも作れるというわけではありませんが、「まずはアプリを作ってみたい」という方におすすめです。
アプリ開発ツールには、GUI ビルダーやコーディング環境・アプリ配信まで、アプリ開発に必要な基本機能が搭載されています。そのため、初心者も直感的なインターフェース・ドラッグ&ドロップ機能などを使って、専門的なプログラミングスキルがなくても簡単にアプリ開発が可能です。
アプリ開発ツールを使用することで、自身のアイデアを即座にアプリに反映できるでしょう。近年では、初心者やプログラミングが苦手な方向けにスマホアプリを簡単に作ることができるツールも多く用意されています。
|アプリ開発の基本的なステップ
アプリを作る基本的なステップとして、以下の11ステップをご紹介します。
Step1:目的の明確化
Step2:アプリのジャンルを決める
Step3:ターゲットの設定
Step4:収益化を決定する
Step5:仕様書の作成
Step6:基本設計
Step7:詳細設計
Step8:開発
Step9:テスト
Step10:評価
Step11:リリース
それぞれを詳しくみていきましょう。
|Step1:目的の明確化
アプリ開発で大事な点は「どういったアプリを作りたいかの明確化」です。これを要件定義と呼び、アプリ開発の基本手順といえます。
目的を明確にすることで、アプリ開発中に方向性を見失うことがなくなります。関わるメンバーとのコミュニケーションもスムーズになるでしょう。また、リリース後の評価やフィードバックの際にも、目的に基づいた評価ができます。
アプリを作ると決めたら、まずは何のためにアプリを開発するのか、目的を明確化しましょう。
|Step2:アプリのジャンルを決める
次に、どういったアプリを作りたいかを決めます。
ゲームアプリや音楽アプリといったエンタメ系アプリ、業務を効率化する支援系アプリなど、自分がこういったアプリが欲しいというものやユーザーのニーズなどを元に定めましょう。
|Step3:ターゲットの設定
アプリは、利用する方のニーズに合わせて作る必要があります。アプリを使うユーザーが使いやすく、メリットを感じるようにしなくてはなりません。
ターゲットが不明瞭なアプリは、誰にとっても使いづらく、最終的に誰にも使われないアプリになる可能性があります。アプリを作るのであれば、ターゲットとなるユーザーが使いやすいと感じるようなアプリを開発しましょう。
|Step4:収益化を決定する
これは後のステップのように思えるかもしれませんが、実際にはかなり早い段階で、モバイルアプリでどのように収益化を図るかを考え始める必要があります。
最も一般的な収益化の方法は以下のとおりです。
・アプリ内課金とアップグレード
・完全なECアプリ
・有料ダウンロード
・アプリ内でのサードパーティーの広告
|Step5:仕様書の作成
仕様書とは、アプリの目的や要求を正確に伝えるためのドキュメントのことです。
仕様書には、以下の開発に関わる詳細な情報を記述していきます。
・アプリの全体的な概要
・主要な機能
・基本的なデザイン
・必要な技術
・連携範囲など
仕様書があることで、開発者やデザイナー、アプリ開発に関わる担当者が同じ認識を持ち、一貫して作業を進めることが可能です。
アプリ開発における「仕様書作成」は、計画的・効果的な開発を進めるためにも不可欠です。
|Step6:基本設計
基本設計とは、アプリがどのような主要な機能を持つのか、その大まかな説明を示すことです。
基本設計書には、「機能要件」と「非機能要件」を記述します。
機能要件は、アプリが果たすべき具体的な機能やタスクを指し、非機能要件は、パフォーマンス、セキュリティ、利便性など、機能以外の品質や要求を示す部分です。
基本設計は、アプリ開発の基本です。基本設計書に基づいてアプリの具体的な動きなどの詳細設計が行われます。
|Step7:詳細設計
詳細設計とは、アプリの具体的な動きや細部までの設計を詳細にまとめるステップです。
詳細設計書には、アプリの動作に関する詳細な仕様を記載していきます。たとえば、各機能が具体的にどう動作するのか、例外処理はどう行われるのか、どんな条件でどの機能が起動するのかなど、動作の流れや条件を具体的に示していきます。
また、ユーザーインターフェースの具体的なレイアウト、ボタンやアイコンのサイズ・色・形状、フォントの種類や大きさなど、画面上での具体的な表示内容やデザインの詳細がまとめられます。
詳細設計は、自分の考えているアプリを形にする作業です。丁寧に定めていくほど、開発がスムーズになります。特に、画面遷移とレイアウトは重要です。
・画面遷移とレイアウトを考える
画面遷移は、アプリ内でユーザーがアクションした際にどの画面に遷移するかを考える工程です。アプリの間取りと考えてください。
たとえば、アプリを起動した際、最初にロゴが出るとします。ロゴが消えた後、アプリがどのような動作をするか考えてみましょう。
・どういった画面が出てきますか?
・出てきた画面にはどういったボタンや機能がありますか?
・ボタンを押すと、次はどういった画面が表示されますか?
・前の画面に戻れますか?
1つひとつは小さなことですが、これらが考え抜かれていないとアプリの使い勝手が悪いと感じやすいため、ユーザーの定着率に影響するほど重要な要素です。
画面遷移に合わせ、ボタンの配置や大きさ、表示する情報を考えてレイアウトを設計する必要があります。押す頻度が多いボタンは、ユーザーがアクセスしやすい位置に置くとユーザーの満足度につながります。頻繁に利用するアプリを作るのであれば、使いやすさはとても重要なポイントです。
遷移が決まったら、どういった画像や音が必要になるかを考えます。ボタンの数や大きさのほかに、ボタンを押した際に音が必要か、ロード中の画像表示などはアプリの使いやすさにもつながるので最適なデザインや必要な数量を書き出しておくと今後がスムーズです。
|Step8:開発
詳細設計まで終わったら、いよいよアプリを開発していきます。
アプリ開発者は詳細設計書をガイドラインとして、プログラミング言語・フレームワークなどを使って、実際にコードを書き始めていきます。
詳細設計書を元に開発を進めることで、計画に沿ったアプリを効率的に作成できます。
開発のポイントは、一気に全体を作るのではなく、小さな機能単位で1つずつ作ってテストを繰り返すことです。料理の下ごしらえをイメージするとわかりやすいのですが、カレーを作るにしてもいきなり全部まとめて調理する必要はありません。玉ねぎを刻む、肉を炒めるなど工程を1つずつ終わらせてから鍋に入れるように、アプリ開発でも別々に機能を作ってテストを繰り返しながら最後にまとめることで、不要なバグや不具合を防ぐことができます。
|Step9:テスト
テストは、アプリを開発した後の重要なステップで、設計書通りにアプリが動作するか、バグやエラーはないかをチェックするために行われます。
テストの主な流れとして、基本設計書・詳細設計書を元にテスト計画書を作成し、動作確認テスト・単体テスト・結合テスト・総合テストの流れで行われます。
抜け漏れなくテストをすることで、アプリの問題点や改善点を洗い出すことができます。適切なテストによって、信頼性の高いアプリの開発が可能です。
|Step10:評価
評価とは、アプリの開発が一通り終わった後に、開発したアプリが目標とする品質や機能を満たしているか、ユーザーの期待に応えられるものであるかを検証する作業です。
評価は、開発者やアプリ開発関係者だけではなく、客観性を持たせるために独自の専用評価員が実施することが望ましいです。
専用の評価員は、中立的な立場からアプリの使い勝手、デザイン、機能性、パフォーマンスなどを評価しユーザーの視点に近い評価を行えます。開発チームが見落としていた点や改善すべき点を的確に指摘できるでしょう。
評価フェーズを経て、アプリが市場に適しているか、リリースする準備が整っているかを判断し、ユーザーに価値のある製品を提供することが可能となります。
|Step11:リリース
評価してリリースしても問題ないと判断された後、一般公開していきます。
ターゲットとするアプリストア(Google Play や Apple App Store)のガイドラインを確認し、適切に登録作業を行います。次に、アプリの説明文やスクリーンショット、動画などを用意し、ユーザーがアプリの機能や魅力を理解しやすいように配布ページを工夫します。
リリース後は、ユーザーのニーズに合わせてアプリを更新し続けて、長期的な成果を目指していきます。
|アプリのリリース後に行うべきこと
アプリはリリースしたら終わりではありません。長くユーザーに利用してもらえるよう運用する必要があります。以下では、リリース後に行うべき2つのことを解説します。
|マーケティング
・特定のオーディエンスに向けてマーケティングを行う
アプリストアでは、企業が写真や動画、コンテンツを入力することで、ふさわしいオーディエンスをターゲットにできることをご存知ですか?
信頼性の高いアプリのデザイン会社や開発会社はアプリストアのみでなく、Webサイトやソーシャルメディアチャンネルなどの他のプラットフォームでも、企業がアプリのマーケティングを成功できるようサポートしてくれます。
61%のユーザーは新しいアプリをインストールしないため、こういったマーケティングは特に重要です。加えてダウンロード数を増やせるようになり、より多くの収益を得られ、アプリストア内での知名度も高まるでしょう。
アプリを最大限にアピールできるよう、アプリストアのリストページを最適化するには次の方法があります。
・アプリの機能について詳細かつ直接的で説得力のある説明をする
・ユニークな価値の提案と差別化要因について、ユーザーにわかりやすく記載する
・アプリ内の写真、動画、スクリーンショットでアプリの魅力的な機能を伝える(ベネフィットを意識した文章を加える)
さらに、アプリのランディングページやミニサイトを作成し、ダウンロードできるアプリストアへのリンクとともに、すべての情報を掲載するとよいでしょう。
|フィードバック
・フィードバックに耳を傾ける
重要な経験則として、アプリ作りに本当の意味での完了はないということを覚えておきましょう。ユーザーは的確なフィードバックを行い、顧客はアプリストアにレビューを残し、バグは発生し、企業は新しい機能の追加を望むことがあります。
これらすべてのことが示すのは、小さな修正であれ大規模なアップデートであれ、アプリの新バージョンを開発し、既存ユーザーとアプリストアに向けてリリースする必要があることです。
アプリに関するオーディエンスの声やフィードバックに耳を傾けましょう。
たとえば、アプリストアのアプリページのコメント欄や、オーディエンスが頻繁に参加するフォーラム、SNS、その他あらゆるオンラインレビュープラットフォームなどが挙げられます。
オンライン評価管理において何より重要なことは、ネガティブなフィードバックに対してタイムリーかつプロフェッショナルに対応し、次のアプリのアップデートでそのクレームに対処することをユーザーに約束することです。
|アプリ開発における内製化と外注化のメリット・デメリット
企業でアプリ開発を計画している場合、自社開発にするか外注開発にするかを考える必要があります。自社も外注も、それぞれメリットやデメリットを踏まえて検討しなくてはなりません。ここでは、内製化と外注化のメリットとデメリットを紹介します。
|内製化のメリット
内製化の最大のメリットは、ノウハウを蓄積できる点です。社員のスキルが高まれば、新しい機能の追加や仕様変更にも柔軟に対応できるようになり、外注よりもスピード感を持ってアプリの品質向上を進められます。
また、社内なのでコミュニケーションも円滑になり、スムーズな開発ができる点もメリットです。距離の近さが効果的なコラボレーションや問題の迅速な解決、アイデアや洞察の効率的な交換に役立つでしょう。
|内製化のデメリット
アプリ開発をするうえでのデメリットは、現在の社内にエンジニアやプログラマーがいるかいないかで大きく変わります。いない場合は募集をかける必要があります。しかし、エンジニアやプログラマーの需要は高まっており、供給不足から人材の取り合いをしているという現状があります。そのため、簡単に人材を確保してアプリ開発に着手…とはいきません。
アプリの開発や品質向上をスムーズに行える優秀なエンジニアほど獲得が難しく、開発体制を整えるのにコストや時間がかかります。社内教育を行って、社員をエンジニアへ育成する方法もありますが、成長まで時間がかかること、経験が浅いゆえのトラブルなどは考慮しておく必要があります。
|外注化のメリット
アプリを外注開発する際のメリットは大きく分けて2つあります。
1つめは、社内にエンジニアがいなくても専門家に依頼してアプリ開発をスタートできることです。つまり、すぐに開発を進めていきたいアプリがある場合に迅速にチャレンジできます。アプリに特化した開発会社に依頼すれば、依頼側が想定していないトラブルや必要な仕様についても伝えてくれるため、協力してスムーズに進められる点も魅力です。
2つめは、コストを計算しやすくなることです。人件費として社内の固定費ではなく変動費に計上できるため、アプリ開発のコスト管理が行いやすくなります。必要な時にだけ発注を行う形にすれば、コストを適切にコントロール可能です。パソコンやソフトウェアなど、開発に必要な環境の準備も不要になるため自社開発に比べるとコストは抑えやすいと考えて良いでしょう。
|外注化のデメリット
外注ならではのデメリットでもっとも問題になるのは、開発会社の良し悪しが判断しづらいという点です。
会社ごとにスキルや開発方針、得意な開発ジャンルがあり、見極めるのは困難です。そのため、アプリ開発を外注する場合は、自社が求めるアプリ開発を得意とする開発会社をどのように探すかが重要になります。
|アプリ開発を成功させる3つのポイント
アプリが多くのユーザーにダウンロードされ、高評価や喜ぶ様子がレビューで見られるような成功を叶えるためには、3つのポイントがあります。内製化でも外注化でも、共通するポイントを踏まえて、アプリ開発を成功に導きましょう。
|ユーザビリティを考慮する
ユーザビリティとは、簡潔にいえば、ユーザーがストレスを感じない使いやすさです。
よく使われるアプリというのは、繰り返し触れる機会があります。ボタンが多すぎて何をしていいかわからない、ボタンの配置が変で入力ミスをしてしまう、テキスト入力がしにくいなどユーザーの手間を余計に増やすようなアプリ設計だと使われなくなります。
評価の高いアプリというのは、ユーザビリティが計算され、アプリでやりたいことが自然にできるよう設計されているのが基本です。単純な見栄えだけではなく、アプリがどう使われるかをイメージしながら設計をしていくことが大切と覚えておきましょう。
|リリース後の運用をしっかり行う
アプリは作るだけではなく、リリースした後の運用も大切です。
作って完成ということは基本的になく、実際に使用したユーザーからのフィードバックを見ながら、必要な機能を実装していく必要があります。独自の魅力を最初から持っているアプリは数少ないのですが、ユーザーと成長していき、良いアプリになることはよくあるケースです。
リリース後にも改善をスムーズに進めるためには、柔軟な開発や求められている機能を実装できる体制が必要となります。アプリのバグやセキュリティ対策、デバイスに合わせた調整など大きなところから細かなところまで対応する必要があります。アプリは常に改良し続けていく必要があるため、運用まで考えた開発が重要です。
|ニーズをとらえる
アプリ開発で大切なことは、作成したアプリがユーザーの求めるニーズを持っているかどうかです。
新しい価値を提供するアプリは、ニーズがまだ浮き彫りになっていないだけで、その良さが理解されれば成功する可能性があります。ニーズがそもそもないアプリは、成功する確率が極めて低く、かけたコストを回収することも難しくなってしまいます。
|まとめ
ここまで、アプリを作る基本的なステップから内製化と外注化のメリット・デメリットについて紹介してきました。
アプリを開発するうえで、1番重要なことは「目的を明確化」することです。
目的が曖昧なまま開発を進めてしまうと、開発途中に迷走したり、完成したアプリが使いづらくユーザーが定着せず、使われないアプリになってしまいます。
「何のためにアプリを開発するのか」「アプリによって何を成し遂げたいのか」をしっかり定めて、アプリを作っていきましょう。
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