VNEXTの会社紹介資料
2024/02/12
私たちが普段インターネット上で活用しているWebアプリには、GoogleやYahoo!、Amazon、Facebookなど様々なものが存在します。
スマホアプリとは異なり、インストールすることなく利用できるため、非常に便利かつどのようなOSにも対応している点が大きな特徴です。
Webアプリを開発する際には、開発に必要なプログラミング言語とフレームワーク、開発環境などを理解しなければいけません。
本記事では、Webアプリ開発に必要な知識や開発の流れなどについて解説していきます。
目次
|Webアプリ(Webアプリケーション)とは?
Webアプリ(Webアプリケーション)とは、WEBの仕組みを利用したアプリケーションのことです。
Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのインターネットブラウザ上で操作して利用するアプリを指します。
このWebアプリはブラウザで操作しますが、実際には「Webサーバーで動作している」という特徴があります。つまり、Webサーバーで動作しているシステムをWebブラウザによって閲覧・操作するアプリケーションこそがWebアプリです。
| Webアプリの事例
ブラウザで操作するアプリケーションこそがWebアプリとわかれば、「あれもWebアプリなのでは?」といくつか思い当たるアプリがあるのではないでしょうか。
たとえば、世界的な動画共有サービス「YouTube」もWebアプリの1つです。
YouTubeが動作するサーバーに対して、投稿者は動画をアップロードし、その動画に紐づくタイトルや概要を設定します。
視聴者は、YouTube上で気になる動画を検索すると、動画のサムネイルとタイトルが表示されるので任意の動画を選択します。
この動画を選択したタイミングで、YouTubeのサーバーへ動画のリクエストが送信されます。
サーバーはそれに適した動画を再生し、ブラウザで表示されるように処理を返す仕組みです。この一連の流れによって、視聴者は動画を閲覧することができるのです。
|Webアプリとスマホアプリの違い
WebアプリがWeb上で動くアプリなのに対し、スマホアプリ(ネイティブアプリ)はiOSやAndroid等のスマートフォンで動くアプリです。
Webアプリはサーバー上で動作するためWeb環境があれば活用することができますが、スマホアプリは端末にインストールが必要となります。
つまり、Webアプリとスマホアプリの違いとは、「インターネットへアクセスする必要があるかないか」といえます。
また、アプリを開発する際は、Webアプリは1つの開発で済みますが、スマホアプリはiOSやAndroid専用にそれぞれ開発する必要があります。
|Webアプリの仕組み
Webアプリは、大きく分けて「3つの要素」で構成されています。
|フロントエンド
フロントエンドは、ユーザーにWebアプリの外観を表示する仕組みであり、訪れたユーザーが実際に目にする画面になります。
ユーザーに視覚的印象を与える要素であるため、デザイン性や操作性が求められます。
|バックエンド
バックエンドは、主にユーザーの行動に反応してデータを処理する仕組みのことを指し、ユーザーには見えません。
たとえば、フロントエンドでユーザーに個人情報を入力してもらい、情報を保管(必要に応じて表示)するためにはバックエンドの仕組みが必要となります。
|データベース
データベースは、ユーザーの情報や行動等が記録されており、それらを管理するために必要な仕組みになります。
|Webアプリ開発の流れ
Webアプリを開発するにあたり、開発の流れを把握しておくことが重要です。
一般的な開発フローは、以下の6つのステップとなります。
Step1:作りたいWebアプリの企画・設計を行う
Step2:プログラミング言語を決定する
Step3:フレームワークの選定を行う
Step4:Webアプリ開発ツールの選定を行う
Step5:開発(コーディング)・Webアプリを公開する
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
|Step1:作りたいWebアプリの企画・設計を行う
Webアプリ開発を行う際には、「どのようなWebアプリを作りたいのか」を決めることが大切です。
Webアプリを開発する目的を明確にしないと、開発が進む中であれもこれも機能を追加するなど、結果として複雑なアプリが出来てしまい、Webアプリを開発して達成したかった目標が達成できないというケースに陥りやすいです。
また、構想設計や具体的な企画・仕様を検討する際は、第三者がみても分かりやすいような内容にすることを心がけましょう。
市場にはすでに多くのWebアプリが出回っているため、開発したいWebアプリに類似するアプリが存在する可能性は高いです。
類似アプリが存在した場合は、サンプルとしてピックアップして企画や開発の参考とすることで、効率的な開発が進められるでしょう。
|Step2:プログラミング言語を決定する
次に、実際に開発に利用するプログラミング言語を決めていきます。
プログラミング言語は、フロントエンドとバックエンドとで、それぞれ異なる言語を活用することになります。
◆ フロントエンド開発言語:HTML、CSS、JavaScript など
◆ バックエンド開発言語:PHP、Ruby、Python、JavaScript など
開発ハードルは、一般的にフロントエンドよりもバックエンドのほうが高いです。プログラミング言語はそれぞれ特徴が異なります。
言語に関しては詳細を後述していますので、ぜひ参考にしてみてください。
|Step3:フレームワークの選定を行う
Webアプリ開発における「フレームワーク(framework)」とは、開発における構造・枠組みのことです。
プログラミングで開発を行う際に、1からWebアプリを作るのは大変難しい上に、膨大な時間がかかってしまいます。
そのため、フレームワークを活用して、より効率的にWebアプリ開発を進めていくことをおすすめします。
また、フレームワークを選ぶ際には、選んだプログラミング言語に適したものを選びましょう。
たとえば、PHP用のフレームワークであれば ”CakePHP”、Python用であれば ”Django” がおすすめです。
以下は、フレームワークの一例を表にしたものです。
フレームワーク | 対応プログラミング言語 |
CakePHP | PHP |
Ruby on Rails | Ruby |
Django | Python |
AngularJS | JavaScript |
ASP.NET | Visual Studio Code |
|Step4:Webアプリ開発ツールの選定を行う
使用するプログラミング言語とフレームワークが決まったら、実際に開発を行うための開発ツールを選定していきましょう。
開発ツールとは、開発環境のことであり、実際に開発を行う場所のことを意味します。
簡単な開発であれば、実際にはメモ帳などの簡易的なエディタでも設計は可能です。
しかし、開発ツールを活用することで、コードが間違っている際の補正やエラー箇所のアラートが可能なるため、より効率的に開発を進めることができます。
具体的な開発ツールの選び方としては、主に下記の3つが挙げられます。
◆ プログラミング言語に合わせて選ぶ
◆ 実装されている機能面で選ぶ
◆ 開発ツールの利用料金で選ぶ
開発ツールにも、チーム開発向きや個人開発向きがあります。作りたいアプリに応じて最適なツールを選択するようにしましょう。
|Step5:開発(コーディング)・アプリを公開する
言語やフレームワークが決定すれば、開発(コーディング)がスタートします。
晴れてアプリ開発ができれば、デバッグをして不具合の検証を行い、問題なければ納品して開発が完了する流れです。
開発したWebアプリを公開する際には、主に2つの方法が挙げられます。
◆ レンタルサーバーで公開する
◆ 独自サーバーで公開する
レンタルサーバーで公開する場合はレンタルサーバーを契約し、ドメインを取得した後に公開設定を行います。
レンタルサーバーとは、いわば開発したWebアプリを入れるための箱のようなものであり、ドメインはWebアプリの場所を示す住所のようなものです。
代表的なレンタルサーバーだと、エックスサーバーやロリポップ、さくらインターネット等が挙げられます。
レンタルサーバー会社によっては、ドメインもセットで販売しているところもあるため、契約する際は事前に詳細を確認するとよいでしょう。
また、独自サーバーで公開する場合は、ドメイン自体は専門の会社で取得しますが、サーバーに関しては自社で構築する必要があります。
システムサーバーを独自運用するため、カスタマイズ性が高く、既にあるシステムとの連携等も行いやすいのが大きな特徴です。
|Webアプリ開発に必要なプログラミング言語
Webアプリ開発に必要とされるプログラミング言語は、ブラウザやサーバー、データベースごとに分かれます。
それぞれ一般的に活用されている代表的なプログラミング言語は以下となりますので、参考にしてみてください。
|フロントエンド開発に必要な言語
ブラウザに表示するためのWebアプリの見た目や、動きをつけるためのプログラミング言語です。
◆ HTML
◆ CSS
◆ JavaScript
HTMLやCSSはご存知の方も多いと思いますが、主にWebアプリの見た目を整えるための役割を持っています。
また、JavaScriptに関しては、主にWebアプリのページに動きを付けるために活用します。
JavaScriptはバックエンドでも活用可能であり、汎用性が非常に高いため、開発者の中でも人気が高い言語の一つです。
|バックエンド開発に必要な言語
下記以外の言語にも、多数の言語が存在しており、フロントエンド開発と比較すると難易度は高めです。
◆ JavaScript(Node.js)
◆ Ruby
◆ Python
◆ PHP
言語によって特徴が異なりますので、最終的にどの言語で開発を進めるか、開発内容によって検討が必要となります。
|データベース開発に必要な言語
データベースのプログラミング言語では、主にデータの取得、保存、更新、削除などを行います。
◆ SQL
昨今は、多くのWebアプリでデータが重宝されているように、データ管理は非常に重要な項目になります。
そのため、データベースに必要なプログラミング言語を十分に理解し、開発段階でしっかりと作り込むことが大切です。
|初心者でもWebアプリの開発はできる?
自分でWebアプリ開発をしたいと思う方もいるかもしれませんが、結論から言うと、初心者ではWebアプリの開発は難しいでしょう。
初心者の場合はまず、何かのコードを記述して開発を行い、開発を最後までやり遂げるという経験を積むことをおすすめします。
この開発という工程に慣れるためには、「フロントエンド」「バックエンド」「データベース」の中でもブラウザ表示にかかわるWebサイトの制作からスタートするのがおすすめです。中でもHTMLとCSSに関してはまったくの初心者でも手をつけやすいので、最初に学習してみましょう。
|Webアプリの開発が難しい理由
なぜ初心者ではWebアプリの開発が難しいのかをまとめると、理由は以下の通りです。
― さまざまな言語の理解が必要
― 言語同士の連携に関する理解が必要
― サーバーやインターネットに関する知識が必要
― 各プログラミング言語のフレームワークに関する知識が必要
上記のような理由から、エンジニアやノウハウを持たない企業の場合も、Webアプリ開発は難しいといえます。一方、アプリ開発会社に外注する形であれば、開発環境がなくてもWebアプリ開発は可能です。
|Webアプリを開発したい時は外注がおすすめ
一概にWebアプリ開発といっても、アプリの種類やジャンル、規模などによって難易度に差があります。
もし、他社にはないオリジナルのWebアプリを開発する場合は、機能も複雑になるなど、作りたいWebアプリに必要なスキルを持った人材の確保が必要です。
「自分で使いたいWebアプリがない」「Webアプリを企業の商材として販売したい」など、Webアプリを開発したい場合は、費用などを算出した上で、開発工程のみを外注するという選択肢も考えてみましょう。
自社で作りたいWebアプリに類似したアプリの開発実績が豊富な開発会社であれば、ワークフローや仕組みを熟知しているため、理想とおりのWebアプリがスムーズに開発できるといえます。
|まとめ
Webアプリはスマホアプリとは異なり、ブラウザ上で起動するアプリケーションを指します。
Webアプリの開発における言語やフレームワーク、求められるスキルは様々なものが存在します。
普段私たちが利用しているWebサービスの中には多くのWebアプリが存在し、それぞれ活用されている言語やフレームワーク等は異なります。
実際にWebアプリ開発を行う場合は、言語やフレームワークの理解を深めた上で、既存のWebサービス等を参考にしながら取り組んでみてください。
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