VNEXTの会社紹介資料
2023/08/04
AI技術の進歩は目覚ましく、あらゆる業界・分野でAIを導入するケースが増えてきています。
そんな中で、自社でAIを活用した業務改善や新規サービスを検討したいという方も多いのではないでしょうか?
AIを開発する上で、数学スキルやプログラミングスキルなど高度な専門知識をもった人材が必要であり、AI人材不足が課題でもあります。
このような課題を解決できるのが「オフショア開発」です。
オフショア開発の委託先は多岐に渡りますが、AI開発で注目されている国がベトナムです。
本記事では、AI開発をベトナムオフショアで行うメリットと開発会社の選び方などを解説していきます。
目次
|AI(人工知能)とは?
AIとは、「Artificial Intelligence」の略で、日本語では「人工知能」といいます。
人の知的な振る舞いの一部に対し、適切なモデルを採用し、人工的に再現したもののことです。
WebサービスではAIによりチャットボットやレコメンド機能が導入されているものも多く、音声認識や画像認識を活用したシステムも広く普及しています。
日常生活でも触れることのあるAIについて、本記事ではAI開発の流れやAI開発をオフショアで行うメリット、開発会社の選び方を紹介していきます。
|AI開発の流れ
AIを開発する流れは以下の4つのフェーズで成り立っています。
- 構想フェーズ
- PoCフェーズ
- 実装フェーズ
- 運用フェーズ
AI開発を行う上で、開発の流れを把握することは重要です。以下では、各フェーズの概要を解説していきます。
1. 構想フェーズ
構想フェーズでは、自社のビジネスにおいて本当にAIが必要なのか、AI開発をする目的まで含めて、どういったAIモデルが適当かを構想します。
AIは何でもできる万能ツールではありません。AIを導入することで、自社にどういったメリットをもたらすかまでしっかりと検討します。
AI開発には大きな費用がかかるため、実行するのであれば必ず投資する以上の利益が期待できる計画を立てなければなりません。
ここでは、どの程度のROIをどれくらいの期間で達成するのか、具体的な数字も想定します。
2. PoCフェーズ
PoC(Proof of Concept:概念実証)とは、新たなアイデアやコンセプトの実現可能性やそれによって得られる効果などについて検証することです。
ここでは、構想フェーズで想定したAIが技術的に開発可能かどうかを検証します。
仮のモデルであるプロトタイプを開発して機械学習やディープラーニングに必要なデータが確保できているか、処理スピードや精度が合格ラインに
届いているかなどを検証していきます。
3. 実装フェーズ
実装フェーズでは、PoCフェーズで構築したプロトタイプをもとに、実際にAI開発を進めていきます。
通常のシステム開発と同様に、要件定義から設計、コーディング、テスト、バグ修正を行いますが、要件定義では、データサイエンスの知見が
必要であることが特徴です。
4. 運用フェーズ
テスト結果に問題がないことが確認できたら、いよいよAIを実際の業務で運用します。
運用フェーズでは、保守・点検、モニタリングから実情に合わせたチューニングを行います。
AI開発はリリースしたら終わりではありません。
「構想フェーズ」で定めた目標やROIを達成するためには、常にモニタリングを続ける必要があります。
KPIを定め、その達成度を見ながら、学習データを追加・調整するなどのチューニングを行い、AIの精度を高めていきます。
|自社でAI開発をする場合の課題
もし自社でAI開発をする場合、どのような課題があるのかも把握しておくことが必要です。
以下では、特に課題として挙げられる3つを解説します。
|AI人材の不足
AIを開発・運用するには、「数学スキル」「プログラミング力」「機械学習スキル」「データを扱うスキル」といった知識的なスキルと、
実際に現場で運用をする実務的なスキルを持ったAI人材が必要です。
AI人材は、以下のようにいくつかに種類分けされています。
・デジタル戦略を立てるデジタルストラテジスト
・AIを具現化するAIエンジニア
・AIで問題を解決するデータサイエンティスト
・AIを活用した製品・サービスを企画するAIプランナー
・AIを活用できる人材
現在の日本では、AI人材の需要があるにもかかわらず供給が追いついていない状況です。
AIに関する経験やスキルを持ったAI人材は貴重で、自社にいない場合は外部から採用をする必要があります。
しかし、AI人材不足により、有能で経験豊富な人材を短期間で採用することはほとんど不可能です。
|コストが高い
開発プロジェクトは人件費に拠るところが大きいため、人件費の高い優秀なAI人材を採用すると自然とコストも高くなります。
その他にも、設備費用やチームがAIプロジェクトに取り組むために必要なインフラを備える費用などがかかります。
また、コストは目的によっても変わります。
たとえば、チャットボットなど開発がすでに進んでいるようなプロジェクトでは、ある程度既存の技術や開発データなどを用いられるため、
コストを抑えられやすいです。
一方、一般的に普及があまりしていない新たな機能や、新しい機能を持ったAIの開発では全く新たなものを開発するため、開発費用も高くなります。
|必要なデータが不足している
AIは、データの量と品質によって、精度が左右されます。
まずは、どのようなデータを使用するのかを検討し、データ収集をします。
しかし、オンラインで入手できるデータをモデルのトレーニングに直接使用することはできません。
大量のデータを用意しても、質を高めるためにデータをクリーニングしたり、整える必要があります。
AI開発は、学習させることよりデータの前処理に1番時間がかかるため、この作業をしているうちにデータは古くなっていきます。
そのため、実際に学習させる必要なデータが不足してしまう恐れがあります。
|AI開発をベトナムオフショアで行うメリット
上述のとおり、AI開発には多くの難しいスキルが必要です。そのため、AI開発を安心して任せられる開発会社は限られています。
そんな中、自社で開発した場合の課題を解消してくれるのが「オフショア開発」です。
オフショア開発の委託先はさまざまですが、ベトナム企業がAI開発に強いことはご存知でしょうか?
以下では、AI開発にベトナムオフショアをおすすめする理由を紹介していきます。
|豊富なAI人材
情報処理推進機構の「AI白書2020」では、AI導入状況についてユーザー企業に調査を行ったところ、51.2%が「関心はあるがまだ特に予定はない」と
回答し、AIの導入が進まない要因のひとつに、導入を検討する際の「AI人材の不足」を挙げています。
一方で、ベトナムのエンジニアは、若年層が多く、最先端技術に興味を持つ人材が多いです。
また、AI開発のコアとなるアルゴリズムはベトナム人の得意な分野です。
これは、ベトナムでは国の教育制度として、小学校から算数・数学に力を入れた教育を行う背景があるからです。
最近のベトナムの人材市場においても、AIのデータサイエンスプロジェクトを支えるデータサイエンティストエンジニアが人気の職業となっています。
この理由から、ベトナムにおけるAI人材は増加傾向にあります。
そして、オフショア開発の人気国でもあるベトナムでは、AI開発案件をどんどん受注し、実績をあげているベトナムオフショア開発会社も増えているのが現状です。
|日本よりコストが抑えられる
開発にはエンジニアの工数が大きく関わっています。
日本のAIエンジニアの月単価はフリーランスで150~250万円程度、リーダーやマネージャークラスになると250万円を超えることもあります。
国内企業に依頼した場合、1人月150万円以上の見積もりになる可能性は高く、小規模なPoCでも500万円以上の予算確保が必要になってきます。
一方で、ベトナムのAIエンジニアの月単価は40万円~80万円程度が相場です。
リーダーやマネージャークラスになれば単価も上がりますが、日本の物価より5倍安いベトナムの方が手ごろな価格になるのは想像しやすいでしょう。
また、「低コスト=低品質」という時代は終わり、日本よりも高度な開発スキルをもったベトナム企業はたくさんあるため、高クオリティでありながら
低コストで依頼できる点は大きなメリットといえます。
|アノテーションが安価
AIの代表的な機械学習方法に「教師あり学習*」がありますが、機械学習のアルゴリズムはパターンを認識できるように教師データ(正解のデータや
ラベルなど)を作成することが必要です。
アノテーションとは、テキストや音声、画像などあらゆる形態のデータにタグを付ける作業のことです。
この作業は人が一つ一つ行う作業のため、人件費の高い日本で行うと必然的に高額なコストがかかります。
実際、日本国内のベンダーは、この作業をベトナムなど単価の安い海外の会社へアウトソーシングしていることが多いです。
そのため、直接オフショア会社に頼んだほうが費用の節約に繋がります。
*AIの学習方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
|日本人と相性がいい国民性
ベトナム人は勤勉で真面目な人が多く、日本人に近く相性がいいといわれています。
経済産業省が発表している「我が国におけるIT人材の動向」によると、日本のIT人材の週あたりの平均勉強時間は1.9時間に対し、ベトナムの平均勉強
時間は3.5時間と日本と比較すると約2倍です。
また、ベトナムは親日国と知られており、日本の文化についても理解や関心がある人が多いため、英語や日本語を修得している人も多く、
コミュニケーションもスムーズにとることができます。
ビジネスパートナーとして開発を進めていくオフショア開発では、国民性も重要なポイントです。
|日本とビジネスアワーが合う
ベトナムと日本の時差は2時間で、日本の方が2時間進んでいるため現地との連絡もとりやすいです。
また、ベトナムの企業のビジネスアワーは一般的に8:00〜17:00(または8:30〜17:30)です。
一方、日本では10:00〜19:00の就業時間の企業が多いため、ベトナムの時差を考えるとビジネスアワーが合うため、業務が進めやすいという点も、
ベトナムをおすすめする理由のひとつでもあります。
|AI開発会社を選ぶ前にすべきこと
AI開発を委託する場合、開発会社を選ぶ必要がありますが、事前にすべきことを3つ紹介します。
|AIの開発ステップを把握する
「AI開発の流れ」で説明したように、AIを使ったプロダクトの開発ステップは通常のシステム開発とは異なり、AIプロダクト開発特有の特徴として
以下の3つがあります。
・要件定義のフェーズから、データサイエンスの知見が必要
・機械学習モデルの開発には、必ずPoCが含まれる
・プロダクト化では、学習データを追加・調整するなどのチューニングを行いAIの精度を高めていく
このポイントをきちんと理解しておくことで、開発会社の選定の際にも、ポイントを抑えた打ち合わせができるようになります。
|AIを開発する目的を明確にする
まずは、AIで何をしたいのかの目的を明確にしておくことが必要です。
AIができることは色々ありますが、本当にAIでないとできないのか、何のためにシステム化するのかをきちんと定義しておきましょう。
これを行うことで、AIを導入することで、どのような「目的」を達成し、そのためにどういった「機能」が必要かを整理できるようなります。
|AI開発の予算を決める
AI開発の企画を行うときには、ある程度概算の予算も想定しておきましょう。
AIを開発する際には、通常のシステム開発と異なり、PoCのフェーズが必須になります。
本当に目的に沿うAIができるのかというのは、作ってから検証する必要があります。
予算が足りないと、このPoCフェーズで十分に時間をかけることができず、プロジェクトの目的が達成できない恐れがあります。
開発コストをなるべく抑えるためには、企画を十分に練り込んでおくことや、データをきちんと準備しておくことが大切です。
外注する範囲を少なくすることで、コストも抑えることが可能です。
|AI開発会社を選ぶ際のポイント
実際に安心して開発を任せられる開発会社を探すのは骨が折れる作業です。
ここでは、AI開発会社を選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。
|AIの企画力があるか
AIの企画や要件定義は、必ずデータサイエンスの知見が必要になります。
自社のやりたいことをきちんと理解してくれた上で、プロの視点からAIを利用する目的が適切か、そのために必要な機能は何か、その機能を開発する
ために必要データは何かなどをアドバイスしてくれる会社を選びましょう。
逆に、あまりにも技術的な話に偏りすぎている開発会社は要注意です。
どのようなアルゴリズムを用いてAIを作るかというのは大切なポイントですが、最も重要なのは「目的を達成するために必要十分な要件は何か」です。
目的を達成するために十分であれば、それ以上の精度は必要なく、必要以上の精度を目指してしまえばその分費用も余計にかかってしまいます。
|AIの開発実績は豊富か
AI開発会社としての活動が長く、実績が豊富な会社は、ノウハウがあり安心してAI開発を任せることができます。
実績数は多いほどいいですが、自社が開発したいAIと似た実績があるかもチェックしましょう。
自社が開発したいAIと同じ分野のAIを開発した経験を持つ開発会社であれば、該当の分野のAI開発に関する知識やスキルが充分であると考えられます。
|得意な分野は何か
AIの研究分野は幅広いため、自社が開発したいAIの分野が得意な開発会社を選びましょう。
自然言語処理やデータマイニング、画像認識、音声認識、トレンド予測、最適化など開発会社によって得意分野は異なります。
全方向でサービスを網羅している場合もありますが、何かしらを専門にしていることが多いです。
開発会社のホームページでは掲載する情報に限りもあるので、わからない場合は必ず問い合わせをしましょう。
|プロダクト化まで行ってくれるか
AI開発にはPoCが必須ですが、最終的には実際のオペレーションやプロダクトで実用可能とすることを求めていることが多いのではないでしょうか。
AI開発会社には、機械学習モデルの開発だけを行うところもあります。
その場合、プロダクト化は別のシステム会社に頼む必要が出てきます。
AIの開発会社を選定する際には、PoCまでなのか、それともプロダクト化まで行ってくれるのかをチェックしましょう。
|まとめ
AI開発は今や多くの企業が取り組み、自社サービスへの導入を検討しています。
しかし、ゼロからAIを開発するには多くの資金や技術力が必要です。
そんな時は、ベトナムのオフショア開発を検討してみてはいかがでしょうか?
ベトナムオフショアには「人材不足の解消」「コスト削減」の2大メリットだけでなく、高度な技術力と日本と変わらないクオリティで開発ができる
ベトナム企業が多くあります。
AI開発会社を選定する前にすべきことや選定ポイントをしっかり押さえ、自社に合ったAI開発会社を探してみましょう。
|AI開発ならVNEXT
AI開発をするなら、自信を持って弊社VNEXTをおすすめします!
|コストメリットが強い
AIラボ型開発で、日本と比べ約40%のコスト削減が可能です。
ラボ型オフショア開発は、必要なスキルを持ったエンジニアを必要な人数、必要な期間、 貴社専属の開発チームを弊社内に持って開発するスタイルです。
|高クオリティな開発体制
ベトナム人エンジニアが開発したシステムは、独立部署である品質管理部よりチェックされ、日本企業と変わらないクオリティを保証します。
また、お客様の信頼と安心を得た上でお取引させていただくことが重要と考え、情報セキュリティ・品質に関する資格も取得しています。
ISO/IEC 27001:2013(ISMS:情報セキュリティマネジメントシステム)
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日本、海外の有名な大学・大学院出身者が多く、日本企業での業務経験があり、高い技術力を持った開発者が多数在籍しています。
また、日本語と日本ビジネス・文化に関する理解度が高いAI人材で開発チームを構成し、プロジェクトを進めます。
|豊富なAI開発実績
VNEXTでは、AIコンサルティング/開発に特化したグループ会社と連携し、これまで幅広い分野・業界にAIソリューションを提供してきました。
《AI開発実績一例》
・自然言語処理、音声認識
◽️GPTエンジン
◽️CHATBOT・対話エンジン
◽️議事録作成支援システム
◽️音声認識システム
◽️医療の論文解析
・画像認識
◽️AI-OCR
◽️実店舗の顧客行動を可視化・データ化
◽️交通管理システム
◽️瞳孔解析システム
・データマイニング
◽️献立自動作成・最適化
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