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ノーコード開発にかかる費用は?フルスクラッチとの比較や受託開発会社の選び方を解説!

2024/02/08

ノーコード開発は、従来のプログラミング開発に比べて、開発費用や期間を大幅に削減できるメリットがあります。

 

本来数百~数千万円かかるシステム開発であっても、ノーコードであれば3分の1程度もしくはそれ以下に抑えられる可能性があります。

 

本記事では、ノーコード開発にかかる費用ノーコード開発のメリット・デメリット受託開発会社の選び方などについて解説していきます。

 

 目次 

● ノーコード開発とは?

● ノーコード開発にかかる費用

 ▶︎ 自社で開発する場合

 ▶︎ システム会社に受託開発する場合

● フルスクラッチ開発にかかる費用

 ▶︎ ジャンル別の開発費用

 ▶︎ 機能別の開発費用

 ▶︎ その他にかかる開発費用

● ノーコード開発のメリット

● ノーコード開発のデメリット

● ノーコードを受託開発するシステム会社の選び方

● まとめ

 

 

|ノーコード開発とは? 

ノーコード開発とは、プログラミングの知識やスキルがなくても、Webサービスやアプリケーションの開発ができる方法です。

 

通常、Webサービスの制作やアプリケーションの開発は、ソースコードの記述によってプログラミング開発を行います。しかし、ソースコードを書く必要がないノーコードは、短期間での開発が可能となります。

 

ノーコードによる開発は、ドラッグ&ドロップの操作のみで直感的にアプリケーションの開発やWebサービスの制作ができるため、パーツを配置するだけで簡単にアプリ開発を行うことが可能です。

 

ITエンジニア不足の現代において、社内にエンジニアが在籍していなくても、Webサービスやアプリ開発を推進できるため、ノーコードは大きな注目を集めています。

 

 

|ノーコード開発にかかる費用 

一口にノーコード開発といっても、自社で開発するか、もしくはシステム会社に受託開発するかによって、かかる費用は大きく異なります。

それぞれの開発方法別にかかる費用を見ていきましょう。

 

|自社で開発する場合 

ノーコードを自社で開発する場合、開発のためにエンジニアを雇う必要がありません。そのため、エンジニアに割く人件費を大幅にカットできます。

 

代表的なノーコードツール「Bubble」の利用プランは以下の通りです。(2024年2月現在)

プラン Free Starter Growth Team
料金 0円

$32/月

$29/年

$134/月

$119/年

$399/月

$349/年

 

利用ツールによって料金は異なるものの、自社開発であれば、毎月の利用料金のみで開発可能です。

ただし、既存の社員のみで企画から運用を行う必要があるので、ツールの学習コストや運用リソースが必要になります。

 

 

|システム会社に受託開発する場合 

ノーコード開発を外注すると、企画・デザイン・開発・運用など、一連の流れを一貫してサポートしてもらうことができます。

システム会社やアプリの内容によって幅があるものの、数十万円~数百万円程度で開発が可能です。

 

日本のシステム開発会社に依頼した場合の大まかな費用相場は以下の通りです。(あくまで目安として参考にしてください)

ジャンル 費用相場
Webアプリ 80〜300万円
ホームページ制作 10〜150万円
ECサイト 15〜50万円

 

初期費用として数十万円~数千万円、月の運用コストで数千~数万円の費用がかかるイメージです。

 

システム会社によっては、上記よりさらに高額になるケースもあります。ただし、外注先を選ぶときは、費用だけでなくクオリティや信頼性にも着目しましょう。


また、日本より人件費が安いベトナムなどに開発業務を委託するオフショア開発では、日本で開発した場合と比較し、開発コストは3分の1程度に抑えることも可能です。

 

 

|フルスクラッチ開発にかかる費用 

フルスクラッチ開発とは、オーダーメイドで完全オリジナルなシステムやアプリを0から開発する手法です。

業務拡大に伴う機能拡張や、システムの改良・改善、微調整が必要になったときに、フルスクラッチ開発であればフレキシブルに対応することができます。

 

フルスクラッチ開発でかかる費用は、主に「人月 × 人月単価 × 開発期間」で決まります。人月とは、開発に必要な1ヶ月の人員の数のことです。

 

次は、フルスクラッチ開発でかかる費用を細かく見ていきましょう。

 

|ジャンル別の開発費用 

フルスクラッチ開発でかかる大まかな費用相場は、以下の通りです。(日本のシステム会社で開発する場合の目安として参考にしてください)

 

ジャンル 費用相場
ECサイト 180〜1,200万円
マッチングサイト 300〜1,500万円
予約管理システム 240〜1,500万円
CMS 150〜1,200万円
SNS系アプリ 180〜900万円
ゲーム系アプリ 500〜1,800万円

 

上記から分かる通り、開発するアプリやサービスの内容・規模によって、必要な費用は大きく異なります。仕様次第では小さくも大きくもなることを把握しておきましょう。

 

外注する際は、途中で追加要件が発生して金額が膨れ上がってしまう可能性があるので、開発するプロダクトの要件定義に注意して進行しなければなりません。

 

 

|機能別の開発費用 

フルスクラッチ開発で機能別にかかる費用相場は、以下の通りです。(日本のシステム会社で開発する場合の目安として参考にしてください)

 

機能 費用相場
決済機能 20〜50万円
プッシュ通知機能 10〜100万円
デザインの実装 10〜100万円
チャット・メッセージ機能 20〜50万円
ログイン機能 10〜20万円

 

フルスクラッチ開発では、一つの機能を追加するごとに費用が発生することが大半です。

実装する機能が多数になる場合は、その分費用が高額になることを頭に入れておきましょう。

 

 

|その他にかかる開発費用 

システム運用では、開発費用だけでなく以下のような費用もかかります。

 

サーバー:数千~数十万円

SSLサーバー証明書:5~10万円

運用・保守:開発コストの10~20%

 

サーバーは、Webアプリやサイトを運用するために必要不可欠なものです。たとえ規模の小さなアプリでもサーバーは用意しなければなりません。

 

SSLサーバー証明書は、サーバーとブラウザ間の通信データを暗号化するための証明書です。なりすましや盗聴などのセキュリティ対策を行い、リスクを回避できます。

 

また、システムやアプリは開発したら終わりではありません。

リリースした後はメンテナンスをする必要があります。開発段階では発見できなかったバグや不具合を修正し、ユーザーにとって使いやすい環境に整えたり、機能の向上に対応するなど、リリース後に必要となる作業はさまざまです。

 

 

|ノーコード開発のメリット 

ノーコード開発を行うメリットは多数ありますが、主なメリット3つを以下ではご紹介します。

 

|費用が3分の1程度に抑えられる 

ノーコードであれば、開発費用をフルスクラッチの3分の1程度に抑えられることが大きなメリットです。

場合によっては、50%以上安く開発できるケースもあるでしょう。

ただし、費用はシステム会社によって大きくかかる部分ですので、気になるシステム会社に直接問い合わせましょう。

 

 

|開発期間が短縮できる 

ノーコードは、開発コストだけでなく開発期間も大幅に削減できることがメリットです。

フルスクラッチ開発にかかる期間は、半年以上が目安です。場合によっては1年以上かかることもあり、不具合や修正が発生すると数年かかるケースも想定できます。

一方ノーコード開発であれば、最短2週間〜数ヶ月程度で開発が可能です。自社開発であれば、最短即日でシステムを構築できることもあるでしょう。

 

 

|修正や改善をスピーディーに行える 

システムやアプリ開発では、入念に開発を進めてもバグが発生します。フルスクラッチ開発によるバグの多くは、人間の判断の誤りによるものが多い傾向です。

一方、ノーコードはそもそもコードを記述しないため、人間の判断の誤りが起きにくくなり、結果的にバグが発生しにくくなります。

修正や改善が必要になった場合でも、開発時と同じように簡単に対応することが可能です。

 

 

|ノーコード開発のデメリット 

ノーコード開発はメリットがある反面、デメリットもあります。

自社の開発したいプロダクトに応じて、適宜ノーコードを利用することをおすすめします。

 

|自由度や拡張性が低い 

ノーコード開発の最大のデメリットは、自由度や拡張性の低さです。

通常の開発であれば、コードを追加することによってさまざまな機能をアプリケーションに実装できます。

しかし、ノーコード開発が可能なツールはコーディングが不要になる分、使える機能やテンプレートが最初から決まっています。

ツールによって、はじめから提供されているもの以上には、機能が拡張できません。

 

 

|大規模開発に向いていない 

ノーコードは、上述のとおり、あらかじめ機能やテンプレートが決まっているため、提供されている機能以上のものは作れません。

そのため、大規模なシステムで要求されることの多い複雑な機能は実現できないことが多いです。

 

また、小規模な開発であっても、作りたいアプリケーションの機能が利用可能かどうかの確認が必要です。

開発に適したツールかどうかを選定する時間がかかることも注意しましょう。

 

 

|ノーコードを受託開発するシステム会社の選び方 

ノーコード開発は、内製化のために活用する手段でもありますが、実際のところノーコード・開発を外注する企業も少なくありません。

ノーコードを受託開発する場合は、以下のポイントを押さえて、慎重にシステム会社を選びましょう。

 

|開発実績は豊富か 

システム会社を探す際は、まず実績や経験をチェックしましょう。

やり取りのスムーズさやシステムの精度にかかわってくるため、実績や経験が豊富な会社を選びましょう。

 

単に開発実績を見るだけでなく、以下の2点をチェックしてください。

 

・開発のこだわりや成功要因はあるか

・開発したいシステムに似た事例があるか

 

開発実績が多くても経験がないと、対応できない範囲が多い可能性もあります。

たとえば、社内向けの業務システムなのか、一般向けのWebサービスなのかで必要な機能が異なるためです。

 

さらに、医療や金融系などのシステムは特殊な仕組みと業界知識が必要になるので、細かな実績や中身の部分まで確認しましょう。

 

 

|得意分野と要件が適しているか 

開発会社の得意分野をチェックして、自社で作りたいプロダクトが得意かどうかを確認しましょう。

 

たとえば、「医療系」「金融系」など業界ごとの分野や、「格安での開発」「PHP言語が得意」「アジャイル型の開発に特化」など、それぞれ強みがあります。

 

システム会社の実績ページだけでなく、会社の強みをチェックしてください。

 

|下請けに丸投げしていないか 

システム会社の業態はさまざまです。たとえば、すべての開発業務を自社で行っているところもあれば、プロジェクトの管理のみ行い、開発や運用の業務は下請けに外部委託している会社もあります。

 

下請けに丸投げしている会社や、外部委託の比率が高い会社は、エンジニアの実績やスキルが乏しい可能性が考えられるでしょう。

また、コミュニケーションが2段階になることで、認識のズレが発生しやすく、その分工数が増加します。

 

クオリティを重視したい場合は、自社開発している会社に外注するのがおすすめです。

 

 

|組織として信頼できる会社か 

開発会社が信頼できるかどうかも重要なポイントです。安定してシステム会社を続けているかをチェックしましょう。

 

年数が浅い=悪いというわけではありませんが、開発したシステムは数年〜数十年近く使い続けることもあります。

その間、運用・保守のサポートで関わったり、修正・改善で対応を依頼したりすることもあるでしょう。

 

社員の数や開発経験の長さを参考にしつつ、信頼できる会社を選ぶことが重要です。

 

 

|まとめ 

ノーコード開発は、現在の日本が課題としているIT人材不足を解決する開発手法ともなっています。

 

また、DXを取り組むうえで、内製化をする手段としても注目されています。

 

ノーコード開発は、プログラミングの知識がなくてもシステムやアプリを開発できるだけでなく、開発コストの削減や開発期間を短縮するなどのメリットがあります。

 

一方で、自由度や拡張性の低さ、使うツールによってはプログラミング知識が必要になるなどのデメリットも存在します。

 

もし、今新規事業の立ち上げや社内でのノーコード開発をご検討中の方は、弊社VNEXTにお気軽にご相談ください。

 

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