VNEXTの会社紹介資料
2023/09/26
日々、発展しつづけているIT技術。第三次産業革命と呼ばれる現代で、ITはどの業界においても切り離せない重要な役割を担っています。
テレワークや業務のデジタル化をきっかけとして需要が高まり、市場規模が拡大しているIT業界ですが、2023年もさまざまな変化が起きました。
IT業界の現状や最新のトレンドを常に把握しておくと、自社のサービスやシステム・アプリ開発に活かせます。
本記事では、IT業界市場の現状と将来性、2023年にIT業界を席巻したトレンドワードについて解説していきます。
目次
● IT業界市場の現状と将来性● 2023年のIT業界トレンドキーワード10選▶️ AI(人工知能)▶️ ブロックチェーン▶️ NFT▶️ IoT▶️ ノーコード・ローコード▶️ Web3.0▶️ クロスリアリティ(AR/VR/MR/SR)▶️ 5G▶️ DX▶️ X-Tech● まとめ● VNEXTは最先端技術にも対応 |
|IT業界市場の現状と将来性
総務省の令和4年版情報通信白書によると、世界のICT市場(IT)は2016年から拡大をつづけており、2021年には市場規模が465.2兆円に達しています。
この支出額は、日本の2023年度国家予算(114.4兆円)の約4倍に相当する金額です。[注1]
IT市場が成長をつづけている理由は、スマートフォンやクラウドサービスが広く普及し、ITが身近な存在になったためです。
2020年はコロナ禍の影響により、中小企業を中心としてIT投資を見送る企業が増加しましたが、大企業では計画どおりにIT投資が行われました。
また、テレワークやリモートワークの導入に向けた環境整備の必要性や、業務のデジタル化の必要性が認識されたことにより、2020年度の国内IT市場の
規模は12兆9,700億円(前年度比0.6%増)となっています。
今後も国内IT市場は右肩上がりに成長をつづけていくと見られており、特にビッグデータ、IoT、AIなどの領域で市場拡大が予想されています。
ただし、IT業界の行く末にまったく課題がないわけではありません。経済産業省の試算によると、ビッグデータ、IoT、AIなどの先端技術を担うIT人材が
将来的に不足するといわれています。
2016年時点で、産業界全体(IT業界およびユーザー企業)の先端IT人材が約9.7万人いるのに対して、不足数は約1.5万人です。
先端IT人材の不足数は、2020年までに約4.8万人に拡大すると試算されています。[注2]
将来、IT市場が高い成長率で拡大していく一方で、ビッグデータ、IoT、AIなどの先端技術を担うIT人材が不足し、成長の足かせとなる可能性があります。
自社でIT人材を育てるのが難しい場合は、開発業務を外注したり、海外でオフショア開発を行ったりと、人材不足を解消するための取り組みが必要です。
[注1]財務省「予算はどのような分野に使われているのか」
https://www.mof.go.jp/zaisei/financial-structure/index.html,(参照2023-09-21).
[注2]経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」P9.
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/001_s02_00.pdf,(参照2023-09-21).
|2023年のIT業界トレンドキーワード10選
2022年から2023年にかけて、IT業界ではさまざまな変化が起きました。新しく登場した技術もあれば、既存の技術を組み合わせ、ますます発展した
技術もあります。
IT業界のトレンドキーワードを知り、自社のサービスやシステム・アプリ開発に活かしましょう。
ここでは、2023年のIT業界を席巻したトレンドキーワードを10選を紹介します。
- AI(人工知能)
- ブロックチェーン
- NFT
- IoT
- ノーコード・ローコード
- Web3.0
- クロスリアリティ(AR/VR/MR/SR)
- 5G
- DX
- X-Tech
|AI(人工知能)
近年、IT業界のトレンドになりつつあるのがAI(人工知能)です。
AIとは、膨大な量のデータを分析し、人間の思考や行動をソフトウェアによって再現する技術を指します。
AIは、データの法則やパターンを効率的に分析する機械学習や、巨大なデータ群をすばやく処理するビッグデータ技術の発展により、
ますます急成長を遂げている分野です。
AIには、ユーザーの端末(エッジ)にインストールし、さまざまな機能を提供するエッジAIと、AIの学習能力を活かし、新たなコンテンツを生み出す
ジェネレーティブAI(生成AI)の2種類があります。
ジェネレーティブAIの分野では、人間のような自然な回答が可能なAIチャットボット、OpenAI社のChatGPTが大きな話題となりました。
|ブロックチェーン
ブロックチェーンは、ビットコイン(Bitcoin)などの暗号資産(仮想通貨)に使われている技術です。
ブロックチェーンには暗号技術が使われており、端末同士で正確に情報をやりとりしたり、安全に取引を行ったりすることが可能です。
ブロックチェーンでは、データをブロックと呼ばれる単位で管理します。
ブロックごとのデータは鎖(チェーン)のように連結されており、時系列で記録されています。そのため、ひとつのデータを改ざんしようと試みても、
ほかのデータとのつながりを調べれば、すぐに露見する仕組みになっています。
データの偽造や改ざんを防止できる点から、仮想通貨をはじめとした金融取引で活用されている技術です。
また、後の項目で紹介するNFTやWeb3.0の基礎となっている技術でもあります。
|NFT
NFTは、Non-Fungible Tokenの略称で、日本語にすると「非代替性トークン」という意味です。
一言でいうと、NFTはデータに一意性を付与し、世界で唯一のデジタルコンテンツにするための技術です。
NFTには、デジタルコンテンツの偽造や改ざんを防ぐため、イーサリアム(ETH)と呼ばれるブロックチェーン技術が使われています。
NFTはデジタルアートや、メタバース(仮想空間)での取引、暗号資産に代わる新たな投機対象など、さまざまな分野で注目を集めている技術です。
|IoT
IoTは、Internet of Thingsの略称で、日本語にすると「モノのインターネット」という意味です。
IoTはこれまでインターネットから切り離されていた家電、センサー、自動車、住宅、産業機械などをネットワークに接続し、新たな付加価値を
生み出す技術です。
IoTを活用すれば、ネットワークを通じてモノを遠隔操作したり(スマート家電など)、モノの状態をモニタリングしたり(予防保全など)することが
できます。IoTに欠かせないセンサーやデバイスなどの機器が低価格化したため、IoTを使ったサービスがより身近な存在になりました。
|ノーコード・ローコード
ノーコード・ローコードは、ソフトウェア開発の手法のひとつです。
2022年から2023年にかけて、優れたノーコード・ローコードツールが登場し、ソフトウェア開発の現場は大きく変わりました。
たとえば、大分県別府市の事例では、ノーコード・ローコードツールを本格的に導入し、職員がプレミアム付商品券予約販売システムを内製しました。
事業者に委託するよりも、短期間かつ安価にシステムを構築できたとのことです。
|Web3.0
Web3.0は、ブロックチェーンの技術を応用した新しいインターネットの仕組みです。
ユーザーの端末同士をP2P(ピアツーピア)と呼ばれる方式で接続し、企業のプラットフォームを介さずに直接やりとりできるようにします。
Web3.0はNFTや、中央集権的な金融機関を介さずに取引を行うDEX(分散型取引所)などに活用されており、新たな経済圏を生み出しつつある技術です。
経済産業省は、Web3.0をブロックチェーン上で、暗号資産などのトークンを媒体として「価値の共創・保有・交換」を行う経済と定義し、大臣官房Web3.0政策推進室を設置しています。
|クロスリアリティ(AR/VR/MR/SR)
クロスリアリティ(XR)とは、現実世界と仮想世界を融合させ、新たな世界を生み出す技術です。
クロスリアリティの例として、専用のデバイスで仮想世界を体験できる仮想現実(VR)、現実世界に仮想世界を投影する拡張現実(AR)、
現実世界と仮想世界が相互に影響し合う複合現実(MR)、過去の映像を現実世界に反映させる代替現実(SR)などが挙げられます。
Oculus QuestやPlayStation VRなどのヘッドマウントディスプレイを用いたゲームのほか、医療現場や建設現場での作業訓練に活用されている技術です。
|5G
5G(5th Generation)は日本語で「第5世代移動通信システム」といい、第4世代のLTE-Advanced(LTEアドバンスト)の次世代に当たる通信規格です。
5Gの特徴は、高速・大容量・多接続・低遅延(リアルタイム)の4点です。
高速かつ大容量の通信を提供するだけでなく、多数のデバイスをネットワークに同時接続し、リアルタイムにデータの送受信を行うことができます。
5Gに対応可能なエリアは年々広がっており、高画質での動画配信サービスや、IoTを用いたサービスに利用されています。
|DX
DX(Digital Transformation)は、さまざまなIT技術を活用してビジネスのあり方そのものを変革し、新しい製品やサービスを生み出す取り組みです。
経済産業省は、DXを以下のとおり定義しています。
“企業が外部エコシステム(顧客、市場)の劇的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネスモデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること”.
DXとよく似た言葉として、紙や手作業で管理していた情報をデジタル化するデジタイゼーション(Digitization)、業務フロー全体をデジタル化する
デジタライゼーション(Digitalization)があります。
DXはデジタイゼーションやデジタライゼーションを通じて、社会制度や組織文化を全社的に変革していく取り組みを指します。
|X-Tech
X-Tech(クロステック)は、ビッグデータ、IoT、AIなどの先端技術と既存のビジネスを結びつけ、新たな付加価値を生み出す取り組みです。
たとえば、金融分野のFinTech(フィンテック)、農業分野のAgriTech(アグリテック)、法律分野のLegalTech(リーガルテック)、広告分野の
AdTech(アドテック)などが挙げられます。
既存の慣習に基づく業界と先端技術の組み合わせ(クロス)により、今までになかった価値や問題解決をもたらすのがX-Techです。
|まとめ:興味を持つことの大切さ
IT業界は成長が著しく、2022年から2023年にかけて次々と新しい技術が登場しています。
先端技術を取り入れた結果、自社のサービスやシステム、アプリの課題が解決され、思わぬ価値を生み出すかもしれません。
IT業界のトレンドは、日々変化していくため、常に興味を持って情報収集を行うことが大切です。
まずは、2023年に注目を集めた10個のトレンドキーワードについて調べ、AIやブロックチェーン、IoT、ノーコード・ローコードなどの技術を活かす
方法がないか考えてみましょう。
|VNEXTは最先端技術にも対応
弊社VNEXTでは、今回出てきたトレンドキーワードの最先端技術を応用したシステム・アプリ開発を行っております。
常に、最新の技術動向をキャッチアップし、トレンドに合わせた最新技術の提案を開発サービスで提供しています。
また、「DX × オフショア開発」で、ITパートナーとしてお客様とDX推進を伴奏して支援もしております。
今回出てきたトレンドキーワードでもっと知りたい、自社で取り入れたい方はぜひVNEXTにご相談ください!
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