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アプリ開発は外注すべき?アプリ開発を外注する注意点とオフショアへ依頼するポイント

2024/02/09

スマートフォンの普及により、業種を問わずどのようなサービスにおいても、今やアプリは重要なツールです。

 

一方で、実際にアプリを開発するとなると、「外注するか」「自社開発するか」で悩んでしまう方も少なくないでしょう。

自社開発も外注も、それぞれにメリットとデメリットがあるため、簡単には決められないのではないでしょうか。

 

本記事では、アプリ開発を外注する際の注意点オフショアへ依頼するポイントなどについて解説しています。

 

 目次 

● 外注と自社開発の違い

 ▶️ 外注のメリット・デメリット

 ▶︎ 自社開発のメリット・デメリット

● アプリ開発の費用

● アプリ開発を外注する際の注意点

 ▶︎ 対応しているOSやデバイス

 ▶︎ 外注先の得意分野は何か

 ▶︎ 開発フローの確認

 ▶︎ 成果物の提供依頼

● 外注先にオフショアを選択するメリット

 ▶︎ コスト削減

 ▶︎ 高いスキルを持ったエンジニアが対応

 ▶︎ リソースを確保することでコア業務に専念できる

● アプリ開発をオフショアへ依頼する際に意識すべきポイント

● オフショア開発を成功させるためにやるべき2つのこと

 ▶︎ コミュニケーションを徹底する

 ▶︎ 指示を「わかりやすく」「具体的に」伝える

● まとめ

 

 

|外注と自社開発の違い 

アプリ開発の外注と自社開発は、それぞれに特徴があります。

ここではその違いと、メリット・デメリットについてご紹介します。

 

|外注のメリット・デメリット 

アプリ開発の外注とは、プログラミングなどの専門知識を持つ開発会社に、アプリの開発業務を委託することを指します。

 

企画に関する仕様書の作成からプロジェクトの進行管理、実際のプログラミングまでを丸ごと委託するケースもあれば、仕様書は自社のディレクターが作り、その仕様書に沿ってコードを書く作業部分のみを委託するといったケースもあります。

 

外注のメリットは、専門知識を持つアプリ開発のプロに依頼できる点です。

アプリ開発に精通した開発会社に任せることで、クオリティの高いアプリを、スピード感を持って開発することが可能になるでしょう。

 

デメリットは、専門家に依頼することになるため、費用が膨らむ可能性があることです。

また、アプリはリリース後のメンテナンスやバグの修正といった対応も必要であるため、外注する際にはそのようなアフターサポートも行っているのかを確認するようにしましょう。

 

|自社開発のメリット・デメリット 

自社開発は社内のマンパワーで開発にあたるため、費用が抑えられる点がメリットです。

自社メンバーによるプロジェクトであれば、スケジュールの調整や仕様の変更にも柔軟に対応しやすい点もメリットといえるでしょう。

また、自社開発の場合、アプリをどのように作るかのノウハウを獲得でき、その後あらたにアプリを作る際にも内製が期待できます。

 

自社開発のデメリットは、社内人材のスキルにアプリのクオリティやスケジュールが左右されてしまう点です。

ディレクターやエンジニアのスキルが高くない場合、希望どおりのアプリが作れない可能性や、当初のスケジュールどおり開発が進まないリスクもあります。

また、社内のマンパワーを使うため、他の業務とのバランスを取ることも重要になってきます。

 

 

|アプリ開発の費用 

次は、アプリ開発における具体的な費用について解説していきます。

 

|外注する場合の費用 

アプリ開発の外注における費用は、そのほとんどが外注先企業の人件費です。

 

一般的に、アプリ開発では「人月」という作業単位を用いて「作業人数 × 期間」で費用を見積もります。

開発に関わるのは、ディレクションを担当するSE(システム・エンジニア)と、実際のプログラミングを行うPG(プログラマー)です。

 

費用の相場としては、初級SEが1人月60〜100万円、中級が80〜120万円、上級になると100〜160万円ほどといわれています。

PGについては初級や上級といったスキル区分はあまりなく、大手企業であれ1人月50〜100万円、中小の開発会社や個人の場合は40〜60万円程度です。

 

作業日数が長くなれば、そのぶん技術者の人件費がかさんで費用が膨らみます。

 

また、リリース後の運用サポートに関する費用も忘れてはいけません。

アプリは作って終わりということはほぼなく、バグの修正や機能追加などが必要になるため、運用・保守などのランニングコストがかかることも念頭に置いておきましょう。

 

下の表は、日本のアプリ開発会社で開発する場合の代表的なタイプの費用相場を比較したものです。(あくまで目安として参考にしてください)

アプリ開発 費用

 

ジャンル別でも費用は異なりますが、同じジャンルでも搭載する機能や構成要素などにより、開発規模が大きく異なってくるため、費用の総額にはかなりの幅があります。

 

特に、業務・管理系アプリは、シンプルな機能であれば100万円程で開発はできますが、法人の大規模で複雑な機能を搭載すると10倍の1,000万円〜と高くなります。

 

|自社開発する場合の費用 

自社開発の際の主な費用は、アプリ開発を行うプログラマーの人件費です。

 

プロジェクトに必要なプログラマーに支払う報酬と、開発期間の長さでだいたいの費用が決定します。

また、企画や仕様の作成、全体スケジュールの管理といったディレクション業務を行うスタッフの人件費も考慮する必要があります。

 

このように自社開発でも一定の費用はかかるものの、アプリ開発に特化した専門家に外注することに比べると、費用は抑えやすいといえます。

 

自社開発時の注意点としては、ディレクションやプログラミングの経験が浅いメンバーだと、スケジュールが遅延して工数が増え、結果的に人件費が膨らんでしまうことでしょう。プログラマーが足りない場合には、新規採用が必要となり、採用費用もかかることになります。

 

また、開発後も、運用のための継続的な費用がかかってくるため、その点も見積もっておく必要があります。

 

▶︎ 関連記事:アプリ開発にかかる費用はどのくらい?費用削減のコツもまとめてご紹介

 

 

|アプリ開発を外注する際の注意点 

アプリ開発を外注する際は、いくつかの注意点があります。具体的には、以下の4つの注意点を考慮しておきましょう。

 

|対応しているOSやデバイス 

アプリ開発会社が、どのようなOSやデバイスに対応しているのかに注意が必要です。

 

依頼先によって、対応できる内容には大きな違いがあります。これを踏まえていないと、アプリ開発時に大きな問題となりかねません。

 

たとえば、スマートフォンアプリはAndroidとiOSに分けられます。これらのうち、どちらも開発できるのか片方だけであるのかに注意が必要です。

 

また、Androidは端末の種類が非常に多く、それぞれが異なった特徴を持っています。これらのうち、どのような端末を対象に開発できるのかは、意識したい注意点です。

 

|外注先の得意分野は何か 

開発実績を踏まえて、どのようなアプリ開発を得意としているのかに注目しましょう。

実績がないジャンルのアプリ開発を依頼しても、失敗してしまう可能性があります。

 

たとえば、勤怠管理に関するアプリ開発は、業務フローについての理解が必要です。今まで、そのようなアプリ開発がない会社に外注すると、認識齟齬から意図せぬアプリが納品されるかもしれません。

 

近年は、アプリ開発会社が実績を公開しています。事前に目を通して、期待できる会社へと外注しましょう。

 

|開発フローの確認 

どのような段取りで、開発が進められるかも注意しておきましょう。

開発フローによっては、アプリを発注したにも関わらず、状況を適切に把握できないかもしれません。

 

たとえば、要件定義が完了したタイミングで、お互いに合意する仕組みがあるかは重要です。

このような仕組みがないと、外注先の理解だけでアプリ開発が進んでしまいます。

 

アプリ開発を外注するとはいえど、発注側も積極的に協力しなければなりません。どのような開発フローになっているかどうかは、重要なポイントです。

 

一般的に、アプリ開発を外注する際のフローは以下のとおりです。

 

① アプリ開発の企画書を作成する

② プラットフォームを選択

③ アプリ開発を依頼する会社を選ぶ

④ 要件定義をする

⑤ 見積もりを取る

⑥ 基本契約書を締結する

⑦ 要求定義書を作成する

⑧ 外部設計と内部設計を行う

⑨ 開発

⑩ 納品

 

委託する開発会社によっては、順番が前後する場合がありますが、基本的には上記の流れでアプリ開発を進めていきます。

 

|成果物の提供依頼 

外注先から、どのような成果物が提供されるかに注目しましょう。

アプリを開発してもらった証拠になるものであり、バグなどが生じた際、責任の所在を明らかにできるものです。

 

基本的には、要件定義や設計の結果を文書にして提供してもらいます。

内容を確認し、問題ないと判断されたならば、次の工程へと進む仕組みです。作業を進めて良いか判断するために、細かく提供してもらうようにしましょう。

 

ただ、成果物の種類が多すぎると、外注費用が高くなってしまいます。また、確認作業にも時間を要してしまうでしょう。

 

 

|外注先にオフショアを選択するメリット 

アプリ開発の外注先には多くの選択肢があります。たとえば、フリーランスや日本の開発会社などです。

その中に、海外に開発業務を委託するオフショア開発があります。

続いては、アプリ開発を外注したい場合に、オフショアを選択するメリットについて解説します。

 

|コスト削減 

日本国内よりも、低コストでアプリを開発できます。

開発コストを削減できることが、最大のメリットだと考えても良いでしょう。具体的に、どの程度削減できるかはオフショア先によって異なります。

 

たとえば、オフショア先にベトナムを選択すると、日本よりも30%程度安く開発が可能です。日本で人件費を削減することは限界がありますが、海外ならば人件費を安く抑えられ、全体の開発コストを下げられます。

 

なお、大規模な開発にも対応できるため、規模が大きくなればなるほど、大きなコスト削減が可能です。規模の大きなアプリ開発こそ、オフショア開発を選択することをおすすめします。

 

|高いスキルを持ったエンジニアが対応 

オフショア先のエンジニアは、高学歴や高スキルが中心です。

「単価の安いエンジニアのレベルは低い」と思われがちですが、実際にはそうではありません。そもそも、物価や賃金の相場に大きな違いがあるため、日本から見ると安くともレベルの高いエンジニアが対応してくれます。

 

日本で同じレベルのエンジニアを確保すると、一般的なアプリ開発よりも高くなりがちです。

逆に、オフショア開発を利用すれば、単価は下がりレベルは高まります。一石二鳥ともいえる、特に注目したいメリットです。

 

|リソースを確保することでコア業務に専念できる 

オフショア開発は、コスト削減もメリットですが、IT人材のリソース確保ができる点も大きなメリットです。

 

自社開発の場合、スキルの高いディレクターやエンジニアが必要となります。

知識や経験豊富な人材ほど、他の業務と並行しておりアプリ開発のために人材が割けないケースもあります。

 

大きなプロジェクトで優秀な人材を充てたい、コア業務に専念させたい時にオフショア開発を活用することはひとつの手段となります。

 

 

|アプリ開発をオフショアへ依頼する際に意識すべきポイント 

アプリ開発をベトナムなどのオフショアへ依頼する際に意識すべきポイントがあります。

オフショア開発を活用する際に念頭に置いておきましょう。

 

|開発の品質 

事前に開発の品質を評価することが大切です。

オフショア開発は、レベルの高いエンジニアが対応してくれることもありますが、全てがそうとは限りません。開発の品質が低いこともあるため、事前の確認が重要です。

 

品質の評価にあたっては、実績などを提示してもらうと良いでしょう。ソースコードや設計書などを確認できれば、どのような品質のアプリ開発会社であるのか判断できます。

 

|コミュニケーションコスト 

海外へアプリ開発を外注するため、コミュニケーションコストが生じるリスクはあります。

基本的に、オフショア開発は日本語で依頼できます。アプリ開発の外注先に、現地メンバーとやり取りできる「ブリッジSE」が在籍しているため日本語でのコミュニケーションが可能です。

ただ、思うように意思疎通できないことで、コミュニケーションコストが増えてしまうかもしれません。

 

たとえば、業務フローが特殊な場合、ブリッジSEでは詳細を理解できないことがあります。

このような状況では、ブリッジSEからオフショア先に適切な指示を出せません。ブリッジSEに細かく説明したり、オフショア先に説明したりする手間が生じるのです。

 

もちろん、大前提としてはブリッジSEがコミュニケーションをカバーしてくれます。ただ、思い通りにならないこともあるため、その点は注意しておきましょう。

 

VNEXTでは、日本語力や日本のビジネス習慣に通じたブリッジSEが対応する他、日本人スタッフもサポートするので、スムーズなコミュニケーション体制が構築されています。

 

|社会情勢の変化 

開発を外注する先には、発展途上国が含まれています。そのため、社会情勢の変化に注目しなければなりません。もし、何かしら大きな変化が発生すると、アプリ開発の外注作業が滞ってしまう可能性があります。

 

たとえば、政治的に大きな変化があり、エンジニアを取り巻く環境が変化するかもしれません。結果、思うように開発作業を進められなくなるのです。そのような状況に陥ると、日本から外注しているアプリ開発が止まってしまいます。

 

これは極端な例ですが、日本よりも社会情勢が安定していない国が含まれます。その点は一種のリスクとして、オフショア開発の利用時に認識しておきましょう。

 

 

|オフショア開発を成功させるためにやるべき2つのこと 

アプリ開発をオフショアで成功するために、最低限やるべき2つのことをご紹介します。

この2つを意識し、オフショア開発に取り組みましょう。

 

|コミュニケーションを徹底する 

オフショア開発を成功させる鍵は、なんといっても「コミュニケーション」です。

 

できるだけコミュニケーションに力を入れ、オフショア先とやり取りするようにしましょう。アプリ開発会社に全てを丸投げするのではなく、発注者として状況を確認しなければなりません。

 

たとえば、日本と海外には文化の違いがあり、それがアプリ開発の仕様に影響することがあります。日本人は当たり前と考えていても、オフショア先では別の考えがあるかもしれません。そのような認識齟齬が発生していないか評価するため、コミュニケーションが非常に重要なのです。

 

|指示を「わかりやすく」「具体的に」伝える 

何かしら作業を依頼する際は、指示を分かりやすく具体的に伝えることが重要です。

 

曖昧な指示を出してしまうと、現地のエンジニアが独自に解釈して行動するかもしれません。また、海外では、具体的な指示がないからといって、開発に着手してもらえないこともあります。

 

日本人に作業指示を出す場合でも、分かりやすく具体的に伝えることは非常に重要です。

オフショア開発の場合は、ブリッジSEを経由してコミュニケーションを取ることが多いため、より分かりやすく具体的に伝えることが求められます。

 

▶︎ 関連記事:オフショア開発の進め方は?知っておきたい進め方のポイントも紹介!

 

 

|まとめ 

アプリ開発を外注する際は、外注先を評価するなどしなければ、思うような品質でアプリを開発してもらえない可能性があります。

多少時間をかけてでも、必ず状況を評価するようにしましょう。

 

また、アプリ開発の外注先は国内だけではなく、オフショアもひとつの手段です。

現在は、ベトナムなどへのオフショアが人気であるため、これらの活用も検討しましょう。日本よりも安価でありながら、高品質なアプリを開発できます。

 

弊社VNEXTならば、ベトナムのレベルの高いエンジニアへオフショアを依頼できます。アプリ開発の外注を検討している方は、お気軽にご相談ください。

 

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